【名古屋市中区】外はサクッと中はたっぷり!大須名物「鯛福茶庵」の天然鯛焼きが美味しい
名古屋が誇る、食べ歩きの聖地「大須」。
安くて美味しいグルメがひしめき、台湾カステラなど、トレンドなメニューも数多く揃っています。王道の老舗から、奇抜な最新のお店まで、名古屋の食文化が融合する場所です。
今回は、そんな大須の隠れた名物になっている、絶品「天然 鯛焼き」をご紹介します。
お店が位置しているのは、大須観音の西、大須観音通りの入り口近くです。周囲にはたくさんのカラフルな路面店がありますが、落ち着いた外観が特徴です。
お店の名前は「鯛福茶庵」。老舗のお菓子屋・澤屋さんが手がけるお店です。澤屋さんの創業は昭和ですが、実はその歴史は江戸時代の天保年間に遡ります。
愛知県海部郡蟹江町にある「龍照院」の境内で、あぶり煎餅を焼いたことが発祥なのだそう。
メニューは鯛焼きやお団子など、昔ながらの顔ぶれが揃います。鯛焼きは、つぶあんとカスタードの2種。味が細かく分かれがちな今日この頃ですが、あくまで王道の味で勝負しているのが印象的です。
そして価格もお手頃。鯛焼きは1個200円以内ですし、お団子は100円を切っています。お財布に優しいのも嬉しいですね。今の時代、こうしたお店は貴重になっている気がします。
3つ頼んでも500円ほど。他のお客さんも、一回でたくさん注文している方も多くいらっしゃいました。
まずお店の看板商品「鯛焼き」ですが、実は一匹ずつ専用の鋳型を使う"一丁焼"で、丁寧に焼き上げられています。
店先で焼き型を転がしながら、一匹ずつ焼き加減を調整することで、外はカリッと、中はホクホクに仕上がるのです。
鯛焼きの皮は、薄い最中のような軽快な食感。十勝産の襟裳種(小豆)の自家製あんが、頭からしっぽの先までぎっしりと詰まっています。
香ばしい生地を楽しむならしっぽ、たっぷりとあんこを味わいたいなら頭。二人でシェアするときに、どちらか選ぶのも楽しいですよ。
またクリームも濃厚な美味しさ。カスタードの滑らかな甘みと風味が、口いっぱいに広がります
そして、追加注文したい「お団子」。こちらも一本一本、店先で丁寧に焼かれています。今回は、きな粉味を注文しました。
弾力のあるお餅と、たっぷりとかかったきな粉。1本100円以下とは思えない満足度の高さです。何本でもぺろっと食べられてしまいます。
ちなみにテイクアウトが主流の大須ですが、「鯛福茶庵」にはイートインスペースもありますよ。
ゆったりと鯛焼きやお団子をいただけるので、少し歩き疲れたら、おやつがてら休憩してみてくださいね。大須観光でぜひとも立ち寄って欲しいお店です。
<鯛福茶庵>
住所:愛知県名古屋市中区大須2丁目18-2
営業時間:11時00分~19時00分
定休日:水曜日
電話番号:052-223-8308
アクセス:地下鉄鶴舞線・大須観音駅から徒歩で約5分