ニラを一緒に植えよう!コンパニオンプランツでトマト・ピーマン・ナスの病気を予防
家庭菜園の主役・トマトやピーマン、ナスは、病気予防をして上手に育てたいもの。薬品を使いたくない場合は、コンパニオンプランツを活用する方法があります。ナス科の野菜にはニラが相性抜群!植え付けのときに一緒に植えるといいことがたくさんあります。
ニラはナス科の病気予防に
家庭菜園で育てやすいナス科の野菜には、ナスをはじめとしてトマト、ピーマン、ピーマンの仲間のししとうやパプリカなどがあります。
しかしナス科野菜は連作障害が起こりやすいため、毎年植える場所を変えたほうが良いのです。連作すると病気になりやすくなったり生育が悪くなったりという障害が起こります。しかし毎年同じような位置に植えなくてはならない小さな家庭菜園スペースではなかなか難しいですよね。
そんなときに活躍するのがニラ。ナス科の野菜と一緒に植えることで病気の予防ができます。ニラの根には天然の抗生物質とも言える拮抗菌があるため、土壌に潜む病原菌を殺菌してくれます。これによりナスやトマトやピーマンがかかりやすい「青枯れ病」や「萎凋病(いちょうびょう)」の予防になりますし、独特のニラの臭いが害虫を遠ざけることでも知られています。これは活用しないと損!ですね。
コンパニオンプランツとしてニラを植える場合の植え方
コンパニオンプランツとしてニラを植える場合の植え方はとても簡単です。ナスやピーマン、トマトの苗を植えるときに、その根にぴったりくっつけるようにして数本のニラを一緒に植えるだけ。
そのままずっと一緒に育てます。ニラはカットして地上部を食べることもできますが、コンパニオンプランツとして育てる場合はぜひ花も楽しんでください。ニラは夏頃に白い花を咲かせます。白くて小さな花が集まった可愛らしい姿が見られますよ。
コンパニオンプランツ・ニラのまとめ
ニラは土壌中にある病原菌を殺菌し、ナス科野菜の病気を予防してくれるコンパニオンプランツです。コンパニオンプランツには農薬のような強い力はありませんが、自然な形での予防ができます。同時に育てられるので収穫物が増えるというメリットも。家庭菜園でナスやトマト、ピーマンなどを育てるときにはぜひお試しくださいね。
ニラは毎年植えっぱなしで増える多年草です。増やしたニラを数本ずつコンパニオンプランツとして利用しましょう。
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