大人気のスチームトースター「BALMUDA The Toaster」にProモデル登場、何が違う?
7年前にバルミューダが発売したスチームトースター「BALMUDA The Toaster(バルミューダ・ザ・トースター)」。新たにPROモデル「「BALMUDA The Toaster Pro(バルミューダ・ザ・トースター・プロ)」が加わります。発売は9月15日、価格は35200円(税込)。
Proには追加された機能は「サラマンダー」モードです。端的に言えば「上火」ができるようになりました。しっかり高温で焦げ目などをつけられるサラマンダーというプロ用の器具がありますが、こちらも上火モードで焼き目をつけられるようになったので「サラマンダーモード」としたようです。
サラマンダーモードにすると、下のヒーターは消え、上のヒーターだけになります。上からしっかり高火力で焼き付けるため、ずっと点きっぱなしになるので高温になります。その代わり、一度に使える時間は3分までとなっています。中の構造については以前のモデルと変更はありません。
早速、トーストの食べ比べです。今までのトーストモードでまず試食しました。お馴染みの水を入れて焼くスチームトーストです。ふんわりしていて、ミミまで美味しいです。これぞまさにバルミューダの味です。ふわふわ。さくさく、本当に素晴らしい焼き上がりです。
次に通常のトーストモードで焼いた後、1分近くサラマンダーモードで焼いたパンを食べてみました。…うーん。正直な感想は、焦げすぎてスチームで焼いたしっとりした食感が損なわれ、パサついているなあ、という印象でした。私たちのテーブルはちょっとサラマンダーモードの時間が長すぎて失敗したようです。30秒ほどがちょうどよかったようですね。なお、目盛りは1分が最低なので、1分以内であれば目視しながら途中で止める必要があります。
ここで「Pro」の意味がわかりました。作る人の匙加減で変わるので「失敗することもある」ということ。手をかけて自分で調整して完璧に仕上げられるから「Pro」なんですね。
うまく微調整をして焦げ目をつけられれば、より自分の好みに近づけられるとのこと。別のテーブルのメディアの方々は、サラマンダーモードで仕上げたパンのほうが美味しいと言っていました。
ピザは生地パリッとしていて、サラマンダーモードで仕上げたほうが断然美味しかったです。ピザに合っているモードだと思いました。
牡蠣のバター焼きはクラシックモード(オーブン)で焼き上げた後、表面だけ焦げ目をつけていました。火が通りすぎず、表面に焦げ目がついていてレストランで食べるような食感を再現していました。
クリーム・ブリュレ表面がパリパリ。これもサラマンダーモードで仕上げたとのことです。
個人的にはグラタンの焦げ目をつけるためによく上火モードを使うので、便利だと思いました。我が家でも上火に切り替えられるトースターを使っています。
牡蠣の料理のように、全体的に火を通してから焦げ目をつけたり、料理で色々楽しめますね。全自動だけではおもしろみがない、料理が好きで少し手を加えてよりレパートリーを広げたい、より美味しく作りたい、という方に合っている製品だと思いました。
漆黒の塗装も高級感がありました。個人的にはサラマンダーモードで仕上げたトーストがいまいちだったので、今度お借りして完璧に仕上げたいなと思っています。