【西尾市】「岩瀬文庫」で大河ドラマの世界観に浸る をかしくあはれな平安文学~「源氏物語」とその周辺~
shungikuです。
西尾市の「岩瀬文庫」では『をかしくあはれな平安文学 ~「源氏物語」とその周辺~』という企画展開催中です。
平安時代は有名な「源氏物語」「枕草子」だけではなく、多くの文学作品が生まれた時代。
NHKの大河ドラマ「光る君へ」をご覧になっている方なら、より興味深く楽しめる展示となっています。(もちろん、視聴していなくても)
見ごたえのあるワクワクするポスターとなっています。
展示をしっかり見るとポスターに描かれた「紫式部」「清少納言」を発見できますよ!
音声ガイドは”無料”で借りられます。
より理解しやすいので、お勧めです。
shungikuは1回目サラッと見て、2回目に音声ガイドを借りてじっくり観賞するという楽しみ方をしています。(なるほど~が増えます)
第1章から第3章までより具体的でわかりやすい展示になっています。
大河ドラマで描かれている紫式部と比較しながら、平安時代や彼女の人となりなどに思いを馳せます。
歌人としても素晴らしい紫式部。
江戸時代の物ですが、書も絵も美しいです。
こうして、ここ「岩瀬文庫」で眺められる幸せを感じますね。
「源氏物語」はその当時から人気の物語でしたが、今日まで読み継がれ親しまれてきました。
「注釈書」や「概要書」も登場するほどです。
それは全く現代でも同じことで「ブーム」になると、様々な関連本が出ますよね。
また、いわゆるゲームやアニメなどでも同じような現象が見受けられますから、当時の「源氏物語」の位置づけがいかなるものであったのか想像に難くはないでしょう。
もちろん、中学・高校の教科書で習うということもあり平安文学、特に「源氏物語」と「枕草子」は”誰でも知っている”と言ってもいいでしょう。
平安時代はその他にも「伊勢物語」「うつぼ物語」「蜻蛉日記」「住吉物語」・・・など面白い文学作品が生まれています。
今回の展示で各作品の「あらすじ」がとても分かりやすくて面白かったのです。
インタビューした際、そう伝えると学芸員の上野さん・青木さんも「”分かりやすく”を意識して工夫しました。力を入れたところです。」と、にっこりされました。
きっと、みなさんも”読んでみたい”と思うはず。
「住吉物語」や「たいのや姫物語」など”継子いじめ”ものが多くて驚きました。
「シンデレラ」など海外の物語でもよく見かけますので、昔は「定番」だったのかもしれませんね。
今回のテーマは見事に大河ドラマとの連動があり、ファンとしては楽しみながら時を過ごしました。
岩瀬文庫では企画展のテーマを決める際には、やはり大河ドラマをはじめ、時節に合ったテーマを意識するそうです。(前年度から)
「より多くの方に足を運んでもらい、古典蔵書の魅力を知ってもらいたいですから。」と話してくださいました。
「光る君へ」紀行で岩瀬文庫所蔵の『枕草子』が紹介された時、なぜか少しうれしくなり、来館者が増えるといいなと思いました。
今回の企画展を見て、私も「源氏物語」の最後の方何帖かを読み残しているので「また、読みたい。読まなくちゃ。」と強く思いました。
第19回にしお本まつり
10月26日・27日に「にしお本まつり」が「西尾市岩瀬文庫」「西尾市立図書館」を会場に開催されます。
”本好き””活字好き”には楽しみなイベントです。
「講演会」の申し込みはお早めに。
「古本市」など毎年心待ちにしている人も多いそうです。
多種多様なイベントが盛りだくさん。
チラシをしっかり見て遊びに来る準備をしてください。
「にしお本まつり」当日も企画展『をかしくあはれな平安文学 ~「源氏物語」とその周辺~』はご覧いただけますので、どうぞお越しください。
企画展「をかしくあはれな平安文学 ~「源氏物語」とその周辺~」情報
場所:『西尾市岩瀬文庫』
住所:西尾市亀沢町480番地
電話:0563-56-2459
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