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【尾道市】10月移転OPEN! もっと人々の暮らしに寄り添うお店へ「オーガニックスーパーあすの葉」

mio地域ニュースサイト号外NETライター(尾道市など)

2024年10月の初めに移転オープンした「オーガニックスーパーあすの葉」。尾道大橋から向島に入り、中心部へと向かう二番潟の交差点を右折するとすぐ見える場所にあります。

店舗外観
店舗外観

東京から尾道・向島に移住した店主が開いた「ときめくお買い物で、自然で心地よい暮らしを。」がコンセプトの店舗は、100種類を超える量り売りと野菜や豆腐などの生鮮食品や生活雑貨などが揃い、見ているだけで楽しいお店です。商品は、有機やオーガニックのものがほとんどで、安心して買えるものを気軽に選べるようになっています。

ズラリと並ぶ量り売りの商品(右)と日用品(左)
ズラリと並ぶ量り売りの商品(右)と日用品(左)

移転の理由は?

普通にスーパーに買い物に行くように、あすの葉も利用してほしい、そしてもっと人々の生活に溶け込んだお店にしたい、との想いが今回の移転の大きな理由なんだそう。移転してオーガニックショップからオーガニックスーパーへと改名。以前にはなかった野菜や生鮮食品などの、より生活に寄り添った商品が増えていました。

島の香りバスソルト
島の香りバスソルト

今のイチオシを教えてもらいました!

今のイチオシは、大三島の柑橘農家「島香房」が作ったバスソルト。化学農薬・化学肥料・除草剤を一切使わない自然の営みの沿った農業に取り組まれている農家さんで、柑橘を使ったナチュラルコスメも製造されています。いい香りで体の芯からとても温まるので、お風呂が気持ちいい今がオススメなんだそう。量り売りなので1回分からでも購入でき、プレゼントにも使いやすそうですね。

おさっち。(左)と有機バナナチップス(右)
おさっち。(左)と有機バナナチップス(右)

あすの葉ナンバーワン商品は不動のアレ

画像左の「おさっち。」というさつまいもチップスは、あすの葉不動の人気ナンバーワン商品! お店の真ん中に、ひときわ大きい瓶で置かれていて人気なのがよくわかります。私も食べたことがあるのですが、固めのさつまいもチップスで、ガリガリっとした触感と噛んでいたらじわっと来るさつまいもの味がクセになって、いつまでも食べてしまう美味しさです。

オーガニックのベビースムージーや粉末スープなど
オーガニックのベビースムージーや粉末スープなど

安心安全のレトルト食品も

現在の場所の近くは、企業や病院などがあり、向島でも人の行き来が多い場所。働いている人たちがお昼休みなどに来るようになり、お湯を入れるだけのスープやそのまま食べられるレトルト食品も人気が出ているそう。

壁一面の量り売り商品
壁一面の量り売り商品

オーガニック、無添加の裏側にモヤモヤする

「コロナ禍を経て、ちょっと高くてもいいものを買う人が増えてきたと感じるし、スーパーなどでオーガニックや有機の文字を見かけることも多くなってきたように思います。でもその本当のところにモヤモヤするんです。」
「オーガニックと記載されていても、裏の成分表記を見るとオーガニック成分が入っているのはたった数%だけだったり、無添加と表示されていても特定の成分が無添加なだけで、他の成分は添加されていたり、というのが、法律で”オーガニック”や”無添加”として記載OKとされているのがとてももどかしいんです。」
「せっかくちょっといいものを選んで買っても、今の日本では安いものと中身がほとんど変わらないものもあったりするんです。」

上記のように語る店主。食品や日用品など、オーガニックだから買っている商品は本当にオーガニックなのか、考えたことはありますか・・・? 知らないことを知る、そのキッカケとしても、あすの葉は存在しているような気がしました。

店内にある量り売りの道具たち
店内にある量り売りの道具たち

「気軽に買える」には、2つの意味がある

そして、あすの葉の「気軽に買える」には2つの意味があるんだそう。1つは量り売りで、好きな時に好きな分だけ買える気軽さ。もう1つは商品の原材料などを気にしなくていい気軽さだという。店主が食を意識するようになった時に、スーパーなどで食品の裏の成分表示を1つ1つ見て買うのがとても辛かったという経験から、「あすの葉では少なくとも私(店主)の目を通したものだけが置いてあるので、安心して気楽に選んで買えるお店になっています。」と、気軽さについて話してくれました。

オリーブオイル量り売りの様子
オリーブオイル量り売りの様子

彼女自身、体を壊して今のようなお店をやることになったけれど、それ以前はオーガニックや自然食品店など、まったく無縁の人生だったそうです。

「自然食品店という店は、食やサステナブル(循環可能)なものに意識の向いている人は行くけれど、そうでない人にはどこにあるのかもわからないし、存在すら知らない人もいる。実際に昔の私がそうだったから、もっと人々の生活に溶け込んだような場所で開きたかったんです。
そして、「安心安全なものを気軽に買える」お店を作りたい。体を壊していた時に私が欲しかったお店、そしてこれからの自分が欲しいと思うお店を作りたい。オーガニックスーパーあすの葉は、そんな想いが詰まったお店になっています。」

店主から見たお店の様子
店主から見たお店の様子

移転して約2カ月、率直な感想と今後を教えてください。

「初めてのお客様が増えたのはもちろんなんですが、初めてなのに袋を持ってきてくださったり、口コミで来たって言ってくださる方もいたりで、広まっているのがとても嬉しいです。以前から来てくださっていたお客様も頻度が増えて、場所のおかげで観光客の方も増えています。」
「今後はベビー用品の取り扱いをもっと増やしたいと思っています。未来は今の子どもたちや今から生まれてくる子たちのためにあるものだから、その子たち・未来へとつなぐ社会へ貢献したいです。」

食について、サステナブルについての話ならいくらでもできるという店主の後藤さん。彼女自身の体を壊したという経験と、それを乗り越えた豊富な知識があるからこそ、安心感のある優しい雰囲気の店舗になっているのかなと感じました。
移転して以前より少しアクセスがしやすくなった「オーガニックスーパーあすの葉」へ、是非足を運んでみてください。

秤(はかり)に手を置いていると安心するという店主
秤(はかり)に手を置いていると安心するという店主

店舗詳細

オーガニックスーパーあすの葉
住所:広島県尾道市向東町1013-6
営業時間:11:00~17:30
定休日:火・水
駐車場:有(3台)
参考サイト
オーガニックスーパーあすの葉 Instagram
オーガニックスーパーあすの葉 ECサイト

地域ニュースサイト号外NETライター(尾道市など)

尾道市在住、のんびり大好き、子育て奮闘中の3児の母mioです。生まれも育ちも生粋の大阪の人。2022年夏に尾道市民になり、山も海も島もある穏やかな尾道が大好きになりました。モットーは『シンプルに楽しく美しく生きる』。ご縁をいただいて2023年より地域ニュースサイト号外ネットで「尾道市・府中市・世羅町」を担当しています。全国的に有名な尾道市だけど、もっともっともっと知ってほしい!尾道周辺地域の魅力、情報を発信します。

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