【見附市】2024年度から新たに見附市収蔵となった、ギャラリーみつけの美術工芸作品を紹介します。
2024年から新たに見附市の収蔵となった美術品を紹介します。写真は12月にギャラリーみつけで開催された新収蔵展の際に撮ったものです。
新たに加わった美術工芸品は県内出身者や、ギャラリーみつけにゆかりのある作家の作品になります。写真中央の像は佐渡郡出身の彫刻家、林昭三氏の「約束の朝」です。楠を彫って作られています。
ボタンやスカーフなど衣類の細部まで丁寧に彫られています。
材として使われている楠は木目が美しく、仏像などの彫刻材や神社仏閣の建築材としても使われています。また樹齢も長く、糸魚川の天津神社は300年以上生きた楠が植えられています。
像の少女からも、どことなく神秘的な気配が感じられます。
鉛筆画家、木下晋氏の「視るⅠ」です。カメラで人物写真を撮る際は、目にピントを合わせることが大事ですが、この絵は意志力を感じるほどの目力です。
三条市在住の七宝・彫金作家、枝村佐門氏の「天からの手紙」です。雪の結晶が彫られている事が確認できます。「雪は天から送られた手紙である」は世界で初めて人工で雪の結晶を作った、中谷宇吉郎氏のことばです。
木下晋氏の絵本や枝村佐門氏の作品集です。老人の顔のしわの書き込みがリアルです。
加茂市出身の漆工芸作家、中村謙二氏の「蒼韻の旅(そうえんのたび)」です。美しい螺鈿細工があしらわれています。
中村謙二氏のプロフィールです。2022年にみつけ市民ギャラリー「宇宙と漆 中村謙二漆芸展」を開催しています。
12月21日からは、ギャラリーみつけの2階で見附市出身の洋画家、池山阿有氏の展覧会が開催されます。
池山阿有氏は見附市片桐町出身で、生涯を見附で過ごした洋画家です。長年にわたり囲炉裏の残る民家を取材し、現地に通い親交を深め、その家の人をモデルとした作品をのこしています。
ギャラリーみつけの開館日は10時から21時(入館受付20時30分)まで開いています。12月と年末年始の休館日は12月23日月曜日と、2024年12月27日から2025年1月6日です。開館日は遅くまで開館しているのでありがたいですね。仕事帰りに立ち寄ってみるのは如何でしょうか?
【施設情報】
「ギャラリーみつけ」
〒954-0059 新潟県見附市昭和町2丁目4−1
10:00〜21:00(入館受付は20:30まで)月曜休館日
※月曜日が祝日または振替休日にあたる場合は開館し、翌平日が休館となります。