【京都市中京区】お寺でマルシェ 思わぬグルメや可愛いに出会えるのが楽しい! 音楽や大道芸も
四条通りから寺町京極商店街を抜けて、三条通を上がって行くと、寺町専門店会商店街となります。この商店街内にある「本能寺」「天性寺」「矢田寺」も、秀吉の京都大改造の際に現在の場所に移転しました。2024年3月10日にぶらり訪れました。
室町時代より続く由緒正しき「天性寺」では、この日、「お寺でまんまるマルシェ」が同寺の主催で行われてみました。面白そうなので入ってみることに。山門を入ると、いきなり焼き芋を売っていました。長岡京市神足商店街の「乙訓もも」(外部リンク)さんが出張販売を行っていました。ここの蜜とろ焼き芋は甘くて美味いんだわあ! 真っ先に購入してその場でがぶり。縁日の醍醐味ですね!
本堂横の大広間では、プチアロマやカード占い、ハンドメイド作品や折り紙道場、コーヒーや焼き菓子、スイーツ、京丹後の採れたて新鮮野菜などワークショップが盛りだくさんで賑わっていました。
こうしたちょっとしたイベントで時々しか出会えない美味しい逸品があったりするもの。「キンパメン」(外部リンク)さんの韓国惣菜やフルーツパイは絶品。南区のシェアキッチンでは月数回の営業のため、なかなか出会えません。「peace」(外部リンク)さんの可愛い幸せアクセサリーも大人気です。
「墨芸師翆龍」(外部リンク)さんの折り紙はたった1枚の折り紙でエヴァンゲリオンまでできてしまう匠の技。
本堂では、トミオカギターアカデミー(外部リンク)の楽器で遊ぼうや関西学院大学「ハーモニカソサイアティ」の演奏、「フリースタイルな委員会」によるディアボロやロープなど圧巻のパフォーマンスが行われていました。
天性寺のご住職は、「お寺は元々地域みんなのもの、席貸しといってお茶や芸能などに使われてきました。こういった形で境内にも気軽に入ってきていただいて、社会貢献できれば」と語って下さいました。同寺では落語会を始め様々なイベントが企画されています。
寺町通は、1590年に豊臣秀吉の京都大改造により、通りの東側に諸寺院が移転し、西側に仏教や文具、装飾関係の店が立ち並んだことから、その名が付いたといわれます。
天性寺は浄土宗総本山知恩院の末寺として、室町時代に建立されました。京都の地で當麻曼荼羅を絵解きし、人々に浄土往生を説き勧めた大和當麻寺奥院住僧眼誉道三和尚です。境内には鎮守神として辨財天が祀られています。
街中の寺院ですのでふらりと立ち寄ってみてください!
天性寺(外部リンク)京都市中京区寺町通三条上ル 075-231-3823