山から茨木の街へ!農家さんマルシェで調理方法も聞けちゃいます
南北に細長い大阪府茨木市。
市民が「いばきた」と親しみを込めて呼んでいるのが、茨木市北部の山間部です。
標高が高く水もきれいな「いばきた」で農家の人たちが作る野菜や米や加工品は、おいしいし安心して食べられる、と人気。
そんなニーズもあり、JR茨木駅直結の茨木ショップタウンでは、定期的に「いばきたマルシェ」を開催。
山の野菜や加工品を街なかで買い物できるスポットです。
山から車で20分ほどの場所で、農家さんが自ら店に立って野菜を販売。収穫間もない新鮮な旬の野菜を買うことができますよ。
9月の最初の金曜日、久しぶりにいばきたマルシェへ出かけてみました。
あいにく朝から雨が降っていたのですが、マルシェがスタートする10時前には、すでにお客さんが10組ほど列を作っていました。
この日は「アグリファーム佐保」の皆さんが作った野菜が販売される日。佐保川に近いエリアにある、5軒の農家さんが作った野菜が並んでいます。
いばきたマルシェは、スーパーでは見かけない珍しい野菜が並ぶこともあります。
この日も五角形のオクラのとなりに、少し長くて丸いオクラがありました。
「これもおいしいよ」と教えてくれたのが、小さな「ぱぷ丸」。
甘いので、火を通さずにこのまま食べるのがおすすめ。
「パプリカですか?」と聞いたら「ううん、ぱぷ丸」とおっしゃっていたのが、なんともカワイイ。
野菜に詳しい人が「見かけたら買いたくなる」と教えてくれていたヒスイナスもありました。
「このまま網焼きするだけでおいしいよ」というナスで、グリーンの皮も柔らかいんです。
「農家さんに会えるのがイイ」
いばきたマルシェには、朝から多くのお客さんが並び、毎回昼ごろにはほとんどの野菜が売れてしまうそう。
気持ちは焦りますが、野菜を選ぶのも会計も、スタッフの方が順番に案内してくれるので、落ち着いて買い物できます。
並んでいるお客さんにお聞きすると「毎回来てます」という方がほとんど。なかには、バスで来た人もいて「地元の野菜は新鮮でおいしい」と話していました。
「珍しい野菜を見かけて、普通なら通り過ぎてしまうけど、ここなら作り方を教えてくれる。じゃあ作ってみようかな、って挑戦できる」という声もあり、農家さんとのやりとりを楽しんでいる人は多いようでした。
「こんな時期だから、農家さん直接おしゃべりできるのが楽しみ」と、何人もの方が話していたのが印象に残りました。
茨木の名産「赤しそ」を買ってみた
せっかくなので、私もいくつかの野菜を買いました。
今回の初トライは、茨木の名産品・赤しそです。
茨木市内でも、赤しそソーダや赤しそを使ったスイーツなどが販売されていて、おいしいんです。
「お湯で煮出して、砂糖とお酢とレモン汁入れたらイイねん」と教えてもらって、トライ!
煮出したときは「え、大丈夫?!」という深い色で心配になりましたが、レモン汁を入れた瞬間にさっときれいな赤色になりました。
ソーダで割って飲んだり、スイーツにも使えそうだなぁなんて思っています。(凝ったことはできないけど…)楽しみッ!
この日はほかに、ヒスイナスも購入。チーズとオリーブオイルを乗せて網焼きにすると、トロットロのおいしい一品ができました。
地元の野菜は新鮮さがちがう!
初めて扱う野菜をうまく調理できたときは、やっぱり達成感があります。
なによりも、住んでいる街の近くの山で育てられた野菜は、新鮮さが違う!食べてみると実感できます。
いばきたマルシェは、新鮮な野菜を「作った人」から直接買えるのも、おすすめのポイント。
野菜の向こうに作った人の顔が見える場所って、やっぱり格別。余すところなく全部食べたい!とお腹の底から思えました。ぜひぜひ~。
<いばきたマルシェ スケジュール>
いばきたマルシェでは、日によっていろんな農家さんが販売しています。
今回紹介したのは、毎月第1・3金曜日に販売している、アグリファーム佐保のいばきたマルシェ。
ほかの農家さんと販売スケジュールは下記のとおりです。(2021年9月現在)
<いばきたマルシェ 出店スケジュール>
販売は10時~14時(売り切れ次第終了となります)
第1・3月曜 FARM河野屋
第1・3金曜 アグリファーム佐保
第2・4金曜 泉原ファーマーズ
場所:茨木ショップタウン: 茨木市西駅前町4
■【アグリファーム佐保 Instagram】もチェックしてみてくださいね!
■茨木ショップタウンでは、いばきたマルシェ以外の団体の出店もあります。
・毎週火曜 馬an場an~in佐保
<いばらきジャーナル関連記事>
■2017年10月にも紹介しました。
【日にち限定「茨木えきまえマルシェ」へGo!】
■2020年11月には、イベント出店の様子を公開しています。
■【いばらき青空マルシェ、たっぷりどうぞ!15時まで】