【秋田県由利本荘市】つるっと食べやすい!特産のキヌサヤを有効活用するために生まれた「きぬさやめん」
こんにちは!地域情報発信ライターの佐藤らなこです。
今年も由利本荘市とにかほ市のさまざまな情報をお届けできるよう努めてまいります。どうぞよろしくお願いします。
皆様、年末年始はご家族や親しい方々と集まり、おいしいものをたくさん食べたり飲んだりされたことでしょう。
そんなこんなんで、私の体重はギャーッ!やばいことになってるぅ。人間ドッグ受診の日も近いというのに...食べる量を減らすしかないよねぇ。でももう遅いか。
というわけで、わが家で年末年始にいただいた一品、由利本荘市の高山製麺で製造している「きぬさやめん」をご紹介いたします。
秋田名産 きぬさやめん
こちらが今回ご紹介する「きぬさやめん」です。道の駅おおうちの売店で購入しました。
まず、キヌサヤを練り込んだ麺なんて食べたことがなかったし、キヌサヤが由利本荘市大内の特産品だったことも知らなかった私。そしてこの説明を読むと、なんだかとても繊細で上品な麺なのではないかと思えました。
合併前の旧大内町で減反政策として「絹さやえんどう豆」の作付けが行われました。その際に規格外品が大量に出るため、町からの依頼で有効活用策として「フリーズドライ粉末にして麺に練りこむ」という先代社長のアイデアから生まれました。
と、製造元の高山製麺の社長・高山さんが「きぬさやめん」が開発されたきっかけを教えてくださいました。この「規格外品を有効活用」というところにも私は魅力を感じました。今でいうSDGsに貢献することにつながる気がしたからです。
ちなみに「きぬさやめん」は麺の種類でいうと「うどん」とのこと。この1袋でちょうど2人前。袋を開けてみると、若草色の細い乾麺が入っています。
原材料名の欄には以上のように書かれてあったので、この麺の色は、キヌサヤ(=さやえんどう)の他、わかめやほうれん草からも反映されていることがうかがえます。
さらに商品説明を読むと、
- 良質の小麦
- 由利本荘産の絹さやえんどうのパウダー
- 自然豊かな大内地区の水
以上の3つがポイントのようです。
調理方法を確認
道の駅おおうちにあるレストランで「きぬさやめん」を提供していることは知っていたのですが、今回は乾麺を購入し、自宅で調理して食べてみることにしました。
毎度のことですが、初めて購入するものについてはパッケージ裏面の調理方法をしっかり読みます。特にゆで時間を失敗しないようにね...なんて偉そうなことを言いますが、今回も調理担当は夫です(笑)
ゆで時間の目安は約5~6分とあります。
早速いただきます!
冬でも冷たい麺を好む夫は、冷たいと温かいを両方味わえる、いわゆる「つけきぬさや麺」をつくっていました。
細くて平たい「きぬさやめん」のゆであがりは鮮やかな緑色。肉眼で見るのと、カメラ越しでは色合いが違ってきます。この写真よりもうちょっと緑が濃かったかな。
お好みではありますが、夫いわくゆで時間は記載されているより短めがいいかなということです。
つるっとした食感は、稲庭うどんや本荘うどんに似ている気がしました。暑い時期だったら、ざるうどんにしてもおいしそう。
私は温かくして食べたかったので、そのようにリクエスト。肉うどん風につくってもらいました。具は豚肉となめこです。初めて食べた「きぬさやうどん」はとってもおいし~い!
細い麺は喉越しもよく、食べやすいです。幅広い世代の方に好まれそうに思いました。
今の時期だと...そうですね。お正月の暴飲暴食で疲れた胃腸にもぴったりだし、受験生の夜食もいいんじゃないでしょうか。とはいえ、1袋391円(税込)と決して安くはないので、日常的に食べるのはわが家ではちょっとむずかしいかな。実際購入してから約1ヶ月以上大切に保管していました(笑)
今回のように年末年始など特別な時やちょっといいものが食べたい日のため、または贈答品として購入するのがいいかなと思いました。自分では買わない(買えない)けど、もらったら嬉しいものってありますよね!乾麺なので常温保存でき、日持ちするのが利点です。
「きぬさやめん」を購入できる場所
「きぬさやめん」を購入できるのは、道の駅おおうちの売店と製造元・高山製麺のオンライン通信販売のみですが、以下の店舗で取り寄せ可能だそうです。
・Aコープおおうち店
・イオンスーパーセンター本荘店
・マックスバリュ本荘中央店
・マックスバリュ本荘店
・グランマート由利本荘市内各店舗
なお、キヌサヤを栽培する農家さんは年々減少し、現在高山製麺で契約しているのは一軒のみとのこと。そのため、「きぬさやめん」の生産量も以前より少なくなっているそうです。
それを聞いて、将来的には「きぬさやめん」が手に入らなくなるのではと心配になってしまいました。そこで社長の高山さんにお聞きしたところ、「契約している農家さんが栽培をやめてしまった場合は、キヌサヤの仕入れエリアを由利本荘市全域に広げて、きぬさやめんの製造販売は今後も続けていくので応援よろしくお願いします」とのことでした。
由利本荘市の特産品として知られている「きぬさやめん」ですが、まだ食べたことのない方はぜひ一度お試しください。稲庭うどんや本荘うどんがお好きな方はきっとお好きだと思います。
【有限会社 高山製麺】
住所:秋田県由利本荘市水林387(水林工場)
電話番号:0184-24-3047
公式ホームページ(外部リンク)
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