「幸せって何だっけ?」車中泊生活で気づいたシンプルな幸せ
こんにちは!私たちはアメリカから購入したスクールバスをDIYで改装し、「旅するワンルーム」で日本各地を巡る車中泊生活をしています。このスクールバスには生活に必要なものがぎゅっと詰まっていて、まるで家そのもの。移動するごとに新しい景色や出会いを楽しみながら、シンプルで心温まる毎日を送っています。
今回は、そんな旅の中で私たちが気づいた「シンプルな幸せ」についてお話ししたいと思います。
車中泊で見つけた「小さな幸せ」たち
1. 空や景色をじっくり眺める贅沢
以前の生活では、仕事と家の往復で毎日が過ぎ去り、空を見上げることすら忘れていました。でもこの生活では、窓を開けるだけで素晴らしい景色が広がるんです。
例えば、海辺で目覚める朝には、朝日が水面に反射してキラキラと輝く光景を眺めたり、山奥では鳥のさえずりと深い緑に包まれて目覚めることができたり。夜には満天の星空が広がり、都会では決して見られない天の川がくっきりと見える瞬間は、本当に感動します。
日常では当たり前に思えていた空や景色の美しさが、車中泊生活では何倍にも感じられるんです。こうした贅沢な時間が、「幸せってこんなところにあるんだ」と気づかせてくれました。
2. 四季折々の変化を肌で感じる
車中泊生活では、四季の移り変わりをダイレクトに楽しむことができます。春には桜の名所を巡り、夏には海沿いや涼しい高原、秋には紅葉スポット、冬には雪景色…。日本ならではの四季を全身で感じる毎日は、とても贅沢な時間です。
以前は、季節の変化をあまり意識することがありませんでしたが、今では「紅葉を見に行こう!」「今日は桜の下でお花見をしよう」と、目的地をその季節に合わせて選ぶ楽しみがあります。こうして自然のリズムに寄り添うことで、心も穏やかに過ごせるようになりました。
3. 人との温かいふれあいが心に染みる
車中泊生活をしていると、日本各地でたくさんの人に声をかけてもらえます。特に、目立つ黄色いスクールバス「キャリー」で旅をしているので、「何してるの?」「車で生活してるの!?」と驚かれることもしばしば。そこから自然と会話が弾み、心温まる交流が生まれるんです。
ある日、長野で出会った方から、「これ良ければ食べてください!」と採れたてのりんごやお米を差し入れしていただいたこともありました。旅先でのちょっとした出会いや、そうした人の親切心に触れるたびに、「あたたかいなあ」とほっこりします。都会ではなかなか感じられなかった“人の優しさ”が、この旅をより幸せなものにしてくれています。
4. 手間ひまかける喜び
車中泊生活では、何をするにも少し手間がかかりますが、その手間が「幸せ」に感じられるんです。例えば、毎朝のコーヒータイム。私たちは車内で焙煎したコーヒー豆をその都度挽いて、ハンドドリップで淹れるのが日課です。
時間もかかるし手間もかかるけど、豆を挽くときの香りや、ドリップしているときの湯気を感じる時間は、何とも言えない贅沢なひととき。忙しい生活の中では味わえなかった「豊かさ」を実感しています。
また、手作りの料理をバスの中で楽しむことも幸せのひとつ。自分たちで丁寧に作るごはんは、外食よりも美味しく感じられます。
5. 少ない持ち物で暮らすシンプルさ
車中泊生活では、持ち物を最小限に抑える必要があります。でも、意外とそれが心地いいんです。最初は「あれもこれも必要だ!」と思っていた荷物も、旅を重ねるうちに「意外とこれだけで十分だな」と気づきました。
お気に入りの服や、日常的に使う調理器具だけで十分。シンプルな暮らしだからこそ、余計な物が減り、心もスッキリ。物欲が減る代わりに、目の前の景色や人との時間を大切にするようになりました。
旅するワンルームで見つけた「幸せの形」
車中泊生活を始める前は、幸せは大きな目標や特別な場所にあるものだと思っていました。でも、今感じているのは、むしろ「何でもない日常」が一番の幸せだということ。
窓を開ければ広がる絶景、焙煎したコーヒーの香り、地元の人たちとのふれあい…。それぞれが大げさではないけれど、心を豊かにしてくれるものばかり。そんな日々の小さな幸せが、私たちの旅を特別なものにしてくれています。
いかがでしたか?
今回は、車中泊生活を通じて気づいた「シンプルな幸せ」についてお話ししました。忙しい毎日の中で忘れがちなささやかな喜びや、丁寧な暮らしの豊かさが、旅を通じて少しずつ見えてきたのです。
これを読んで「いいな」と思った方、日々の「当たり前」に目を向けるときっと、あなたにも「自分だけの幸せ」が見つかるはずです!