【川崎市中原区】中原区の最高標高地点に行ってみた(前編)
中原区内を歩いて記事を書いているオリテアガルです。いつも歩いていて中原区内は平坦な道が多いのですが、川崎市中原区には「井田山」というれっきとした山があります。ここだけはひたすら坂を登ります。
井田山は、なんとYAMAP(全国各地の登山情報を網羅するサービス)にも登録されていて、元住吉駅から井田山と駅を起点として反対側にある加瀬山の2つの山の登頂の活動日記を公開している人もいます。井田山には井田病院が、加瀬山には夢見ヶ崎動物公園があります。
中原区の最高標高地点は井田山の頂上なのだろうか?
ふと疑問が浮かび、国土地理院の地図で調べてみました。
井田山の頂上というと井田病院付近となりますが、付近の標高を調べていたら、井田病院と離れたところに、もっと高いところがありました。今回はその地点へ行ってみました。
井田バス停から坂道を登る
まずは武蔵小杉から井田山に近いところまでバスに乗ります。井田山のふもとの「中原老人福祉センター入口」停留所で停まるバスがあればよいのですが、本数が少ないので、この日は「井田」停留所で降りてそこから歩きました。
まずは井田病院方面へ行きます。「中原老人福祉センター入口」停留所の手前に写真の標識があり、まっすぐ行けば井田病院や中原区市民健康の森の入口がありますが、そちらへは行かずに、ここから右へ。
左に細い道、右に広い登り坂の道、さらにもう1つ右には階段があります。どちらから行っても行けるのですが、今回は一番左の道を進みました。
ひたすら坂を登る
最高標高地点に行くので、ずっと登り坂を進みます。
まだまだ坂を登ります。ここのところ、かなり寒くなってきましたが、だんだん体が温まってきます。
二股に分かれた道は右へ進みます。
カラフルな建物が見えてきたら、もう少しです!
ここも右へ進みます。
神奈川県立中原支援学校と書かれた塀がある道をまっすぐ進みます。
ここまで来ると登り坂が終わり、平坦な道になります。
この先に最高標高地点があります。
道沿いにぐるっと進みます。
井田3丁目の標高42メートルが最高標高地点
上の写真の赤い三角の地点から「最高標高地点」が見えます。じつは、最高標高地点は、先ほど塀があった神奈川県立中原支援学校の敷地内にあるため、歩いては入れないのです。
上の写真の赤い矢印付近、柵の向こうにある建物の真ん中あたりが最高標高地点です。
ここに来ただけだと、山の頂上という風情もなく、本当に最高標高地点なのか?と思ってしまいそうなので、都内まで見渡せるところへも行ってみましょう。見渡しのよいところは後編で。
先に、最高標高地点からすぐの神庭緑地へも行ってみます。
神庭緑地
古墳や竹林があり、タケノコ堀りのイベントも行われる神庭緑地へもついでに足を伸ばしてみました。
最高標高地点を見て、そのままさらに進むと数メートル先に「神庭緑地」があります。
広さ2.3ヘクタールだそうなので、けっこう広い敷地ですね。神庭緑地には、川崎市内で唯一の現存する前方後円墳があります。6〜7世紀頃の古墳ということなので、飛鳥時代、推古天皇の頃の古墳です。
神庭緑地には竹林もあります。こちらの竹林は、めずらしい「すり鉢状」になっています。
神庭緑地は夕方になると、犬の散歩の人たちをよく見かけます。七夕などのイベントも行われていて、地域のみなさまに大事にされているところです。
中原区の最高標高地点への行き方
地図で道順を見る
中原老人福祉センター入口(バス停)から徒歩10分
ウォーキングの歩数 片道約857歩
(歩数は歩幅70cm換算)
参考
国土地理院のウェブ地図「地理院地図」による中原区の最高標高地点