麻布台ヒルズにオープンする新しいチームラボボーダレスの見どころをチェック
麻布台ヒルズに「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス(以下:チームラボボーダレス)」が、2024年2月9日(金)にオープンを迎えます。
オープンに先駆けて行われたメディア向け内覧会を取材して、新しい「チームラボボーダレス」の見どころを探ってきました。
50以上の作品が複雑に絡み合う新「チームラボボーダレス」
お台場から麻布台ヒルズ ガーデンプラザBの地下1階に引っ越しした新しい「チームラボボーダレス」。
施設面積約7,000平米の広い館内には、これまでのお台場での作品に新作を加えた50以上の作品が複雑に絡み合います。
最初に現れる「花と人、コントロールできないけれども共に生きる」で一気に「チームラボボーダレス」の世界に没入していきます。
中でも新作の「ライトスカルプチャー - Flow 」シリーズは、視覚を覆うほど無数の光の集合体が感じられる作品です。
流れ出ていく光の直線が複雑に絡み合って、円を作り出したり姿は圧巻の一言。
異次元空間に迷い込む、SF映画の主人公になったかのような没入感があります。
「Bubble Universe: 実体光、光のシャボン玉、ぷるんぷるんの光、環境によって生み出される光」は、鏡面に囲まれた部屋に見たことのない無数の光の球体が吊るされていて、まさに幻想的な光景が続きます。
球体の中でキラキラとうごめく「光のシャボン玉」は、ゼリーの塊のような大きくて強い光。どのように煌めいているのか全く想像できないほどの小宇宙が数多輝いています。
めくるめく光の宇宙に放り出されたかのような感覚で、ずっと見ていたい不思議な空間です。
「マイクロコスモス - ぷるんぷるんの光」は無限に広がる空間の中に縦横無尽に走るレーンがあり、その上をぷるんぷるんに光る玉が自走する不思議な空間です。
「生命は闇に咲き闇に帰る微小な光」は、様々な大きなの立方体が張り出した暗闇の空間に、花々の誕生と死滅を永遠に繰り返す様子をコンピュータ・プログラムによってリアルタイムで描かれ続ける作品です。
「虚空の宇宙」に《追われるカラス、追うカラスも追われるカラス:境界を越えて飛ぶ》は、光で描かれたカラス(八咫烏)が作品を超越して、様々な作品に入っていきます。
重力も超越して、自分が宇宙空間にふわりと漂うような不思議な感覚です。
「溶解する炎」は、部屋に吹き出すスモーク(のようなもの)をスクリーンに、幻想的な絵画が映し出されます。
作品と作品をつなぐ、通路にも様々な作品が映し出されます。
《Walk, Walk, Walk:探し、遠ざかり、また出会う》、《境界のない群蝶》は、牛舎に乗るカエルやそれを引く人々、蝶の群れなどが描かれていて、人々に触るとこちらに振り向いてくれたりとちょっとしたリアクションが楽しい作品です。
さらに《地形の記憶》、《境界のない群蝶 - 地形の記憶(仮)》や《Infinite Crystal World》などのお台場でも人気だった作品や、喫茶空間の「EN TEA HOUSE」も楽しめます。
館内には大きく目立つような案内図はなく、施設内をさながら迷路のようにさまよい歩くので、ひとつひとつの作品をじっくりと楽しむには2時間はゆうにかかります。
その時々で映し出される光景は季節や時間帯によって様変わりするので、見るたびに違うまさに「一期一会」を楽しめる境界のない世界が楽しめました。
森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス
場所:麻布台ビルズ ガーデンプラザB B1 (所在地:東京都港区麻布台1-2-4)
開館時間:10:00 - 21:00
※最終入館は閉館の1時間前
休館日:第一・第三火曜日
公式サイト