【碧南市】企画展『没後100年 富岡鉄斎』開催中!碧南と縁がある彼の画業と生涯を回顧する
shungikuです。
「碧南市藤井達吉現代美術館」では10月5日(土)~11月24日(日)の日程で企画展『没後100年 富岡鉄斎 最後の文人画家』を開催中です。
ポスター真ん中にある大きな文字「富岡鉄斎」が迫力満点です。
また、英文字の「TESSAI」にも惹かれました。
前期10月5日(土)~10月27日(日)
後期10月29日(火)~11月24日(日)
今回は前期・後期で(ほとんど)大多数の「入れ替え」があるそうですので、出来れば両期とも来場して楽しみたいですね。
見ごたえのある作品展示
今回の企画展は没後100年という記念の年の企画展であり、鉄斎の画家としての作品群はもちろん素晴らしいのですが「文人」としての姿や日常に目を向けた、大変興味い内容でした。
特に、大量の「印」、実際に使用した「文具」などは新しい切り口で楽しく鑑賞できました。
鉄斎がとても長寿であったこと、かなり高齢になってからも「より力強い作品」を生み出していたことに感動しました。
各作品の案内板に”製作年”だけのことが多い中、作者のその時の”年齢”が記されていたことが面白く、「この年齢の時にこの絵を描いたのか」という見方がきっかけで鉄斎の人生や生活ぶり、人となりなどに思いを馳せることができました。
九重味淋の当主であった石川三碧さんとは碧南の屋敷に二度にわたって「逗留」し祝い事の際、絵を贈ったりするほどの交流があったそうです。(今回その絵も展示されています。ぜひ、探してみてくださいね。)
今回、まさに鉄斎の「癖」(へき)であったのでは、というほどの「印」が展示されています。
その一つ一つの造形や文字に鉄斎の思いが刻まれているように感じました。
美術館グッズ
しばらくお休みしていた「サコッシュガチャ」
「黒色」も追加で復活していました。
お安くて使い勝手が良いので人気です。
「藤井達吉グッズ」も各種、お洒落な仕上がりです。
「トートバッグ」、「眼鏡型ピンバッチ」(なんと鯖江で作られています)も色違いで購入するファンもいるそうですよ。
企画展コラボグッズ
こちらも毎回楽しみなコラボ商品。
「クッキー」「ドリップコーヒー」「どら焼き」地元企業が参画しています。
上記チラシにあるように、「黒ごまみりんソフト」「みりん黒ごまプリン」は鉄斎の「山水」をイメージ、三碧さんに贈った作品がラベルになった「みりん」もコラボ企画で用意されました。
入場券の半券で50円引きとなりますので、美術館向かいの「九重味淋」さんへ足を延ばしてみるのもいいと思います。
新しく「指定重要文化財」となった[絹本著色釈迦三尊像](林泉寺所有)の公開展示をしています。
林泉寺さんの茶室が気に入り、そこで鉄斎が絵を描いていたという繋がりもあります。
展示は10月20日(日)までですので、お見逃しなく!
”暫く展示はなさそう”ということでしたので、興味のある方はこの機会にぜひ。
『碧南市藤井達吉現代美術館』
住所:碧南市音羽町1丁目1番地
電話:0566-48-6602
美術館Instagram
企画展「没後100年 富岡鉄斎 」
期間:前期10/5(土)~10/27(日)後期10/29(火)~11/24(日)
開館:10:00~17:00 ※入場16:30まで
観覧料:一般1000円(800円)高大生600円(480円)中学生以下無料
( )内は20名以上の団体料金
※市内在住・在学の高校生、65歳以上、障がい者手帳お持ちの方と付き添い1名は無料