星空でととのう。ちょっと疲れた…そんな時は「コスモプラネタリウム渋谷」へ【東京都渋谷区】
新年度が始まる春は 精神的にゆらぎやすく、「四月病」や「五月病」の一因になるといわれています。「なんだか疲れたなぁ…」という時は、星空をふうっと見上げて浮世の憂さを忘れてみませんか?
おすすめなのが 渋谷駅から至近の「コスモプラネタリウム渋谷」。都心で満天の星空を臨むことは至難の業ですが、コスモプラネタリウム渋谷なら、雨で星が見えない日もこぼれるような星空をゆったり堪能できます。渋谷のプラネタリウムというと、カップルオンリーと思われるかもしれませんが、そんなことは全然なく。仕事帰りのお独りさまから、友人同士など 老若男女が思い思いに見に来ている感じです。
「渋谷区文化総合センター大和田」2Fには、2003年に解体された今はなき「東急文化会館」の「五島プラネタリウム」で使用されていたプラネタリウム投影機が展示されています。当時を知る人にとっては懐かしいですよね。私も幼少期に五島プラネタリウムで初めてプラネタリウム体験をして大感動したことを今も鮮明に覚えています。
コスモプラネタリウム渋谷は、開館11年目の2022年3月にリニューアルオープン。デジタルプラネタリウムシステムが刷新され、これまでより星座が見やすくなり、宇宙旅行や星雲星団の表現も美しくなったそう。私もリニューアルして初訪問なので、わくわく☆
プラネタリウム会場前の広いエントランス空間には、12星座の周りに流星のプロジェクションマッピングがきらきら。記念撮影スポットとしてもおすすめです。
過去にプラネタリウムで使われていたフィルムカメラの機材や、画像を投影するためのスライドフィルムも展示されているので、プラネタリウムの前後にぜひじっくりどうぞ。
↓こちらは かつて五島プラネタリウム時代に使われていた電球。拳2個分ぐらいの大きさ。この電球を通した光が投影機を通して星の光のように見えていたのですね…(遠い目)。
コスモプラネタリウム渋谷では、時季によって異なる数種類のプラネタリウム番組が投影されています。私が好きなのは、その日の星空の楽しみ方をライブ解説してくれるプログラム「今夜の星めぐり」。
こちらがコスモプラネタリウム渋谷の名物星空解説員さんたち。過去に何人かの解説員さんのプログラムを体験していますが、どの解説員さんも個性豊かで面白いです。私が先日伺った日の担当は、ほっこり和み系の解説員・西さん。温かな声に心底癒されました。
「今夜の星めぐり」では、渋谷の街の上に、その日の夜 どんな天文現象があり、どんな星座たちが現れ、そこにどんな物語があるのか――ということを、やさしい言葉で解説してくれます。星空解説員さんのいざないで 臨場感あふれる宇宙旅行も体験でき、気が付くと、心地よいリクライニングシートに横たわったまま、めちゃくちゃ癒されている自分に気付きます(なんなら ちょっと涙目で…)。
ゴールデンウィーク期間中の2022 年4/30と5/1はケルトの暦にまつわる特別投影が、5/8には太陽観望会が行われるようです(5/2は休館)。詳細はこちらをご確認ください。
あ、そうそう、コスモプラネタリウム渋谷の観覧料金は 一般的なプラネタリウムの観覧料金に比べてかなりお手頃(大人600円税込)。さらにありがたいことに観覧チケットが6枚たまると1回無料に。銭湯やサウナよりもリーズナブルで、心身がととのう コスモプラネタリウム渋谷、おすすめですよ☆
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コスモプラネタリウム渋谷
住所 東京都渋谷区桜丘町23-21
Tel 03-3464-2131
開館日時【火~金曜日】12:00~20:00
【土・日曜日、休・祝日】10:00~20:00
※投影機器保守等のため開館日時が変更となる場合があります。
休館日 月曜(祝日の場合、は開館、その直後の平日が休館)12/29~1/3
観覧料金 大人600 円 こども(小中学生)300円 税込 小学生未満 無料