【神戸市中央区】元町にあるイペの花がもう開花した
神戸元町や鯉川筋にある春になるときれいな黄色い花を咲かせるイペの木。その花がもう咲いていました。例年より少し早く感じるイペの花の開花を見てきました。
イペはブラジルの国花
神戸元町のJR、阪神電車の駅を出ると黄色い花が咲いているのに気がつきます。これはイペの花。あまり聞き馴染みのない花の名前ですが、これはブラジルの国花とのこと。春になり気温が上がってくると毎年きれいな黄色い花を咲かせます。
ただ今年はイペの花が開花したのは例年より少し早く感じます。今年は3月以降の気温が高かったのが早く花が咲いた原因かもしれません。元町駅前のイペの花は咲いていましたが、メリケンパーク寄りにあるイペの木ではまだ開花はしていませんでした。開花の状況は木への日の当たり具合にもよるのかもしれません。
いつもはイペの花を見る頃は初夏を感じていたので、今年はやはり開花は少し早かったようです。
イペの花はブラジルの国花と書きましたが、なぜブラジルの木が神戸にあるかというとそれは神戸港からのブラジル移住100周年を記念して植樹されたものだからです。イペの木の近くにはイペの木の案内板が設置されていて由来などが書かれています。
またかつて移住者は旧移住センターから鯉川筋を通って神戸港に行ったことから鯉川筋沿いにイペの木が植えられています。鯉川筋はブラジル移住の歴史ロードでもあるのですね。
イペの木がある元町駅の元町駅交番の建物もブラジル移住に関連した造りです。一見交番らしからぬ建物は、ブラジルの教会をイメージしたものということです。鯉川筋にはこのように神戸のブラジル移住の歴史を感じられるものがいくつかあります。
これから5月にかけて黄色いイペの花が咲いていくのを見るのが楽しみです。
アクセス
- JR神戸線 元町駅・阪神電車 元町駅