毎年この時期になると気になるのが梅の花。桜よりも早く咲き、花もちも長いのでゆっくりとこれから春になるよ！と告げてくれているかのようですね。

市川市民が誇る憩いと花と木の園「里美公園」。実は今年もう一方の名園であり市川市の梅の代名詞でもある「じゅんさい池緑地」の梅の木が一部剪定されているため花見をするなら里見公園がおすすめ。

里見公園の円形花壇の先に梅林があり、毎年この時期紅白の早咲きの梅を観ることができます。

余談ですが、梅というと思い浮かぶのが、かの水戸光圀公。俳号を「梅里」とするほど梅を愛したことで知られています。

ゆかりの水戸の偕楽園、東京の小石川後楽園などには今でも梅林があり、美しい花を咲かせていますので、足を運んでみてはいかがでしょう。

さて、里見公園の梅の具合。今年も鮮やかに紅白の梅が咲いています。実は紅梅、白梅といっても花の色で区別するのではなく、枝の内側の色により分けられるそうです。なんだかややこしいですが、赤い花の白梅もあるということだそうです。

また、里見公園を散策すると奥にはモミジゾーンがあります。このあたりは日照の関係で、斜面には苔もあります。

遠目に観るとみどりの絨毯のようですが、苔のだいご味は近距離で鑑賞すること。

カメラを最大限寄せてみたり、ルーペを使って観てみると全くの別世界。特に雨上がりはしずくもからんで不思議な美しさ。こんな散策の仕方もあるので、見かけたらスマホを近づけてみると面白い世界が広がります。

早咲きの河津桜も芽吹いてきて、春はもうすぐ。

【里見公園】

住所：市川市国府台3-9
駐車場：あり（無料、8：00～17：00）