沖縄・この冬は本当に暖冬だったの?
【+0.6℃】
沖縄気象台から発表されたこの冬(12月~2月)の気温をみてみますと、プラスの気温となっています。
沖縄地方・地域平均平年差は+0.6℃となっています。(※那覇・久米島・宮古島・石垣島・与那国島の5地点です。)沖縄県民の感覚としてはここ最近が気温が低くなっていたため、本当に暖冬だったの?という方が多いようです。
沖縄地方・冬の降水量の平年比は199%で最多となりました。(統計開始年1947年~)日照時間の平年比は72%と少なくなりました。
【12月が最も暖かくなった】
平均気温の平年差を月・旬別に見ていきますと、12月は+1.5℃、1月は+0.7℃、2月は-0.5℃と、12月がダントツで気温が高くなっています。12月下旬に那覇で3日連続夏日となりました。これは1991年以来、24年ぶりの事となっています。
その後暖かいお正月を迎え、1月中旬にかけてはプラスの気温が続いています。
1月24日~25日にかけて沖縄に大寒波が押し寄せ、みぞれやあられを観測しました。
その時期の平年差は-0.3℃。2月に入ってからは気温が上がったり下がったりを繰り返しています。
沖縄地方の冬は結果的には”やや暖冬”となりました。
3月の平均気温は最新の1ヶ月予報によりますと平年並みか高い予想となっていますが、春らしく三寒四温を繰り返していきそうです。