【神戸市】この多彩な仕事をする職業の名称が思いつかない…。特別展「石岡瑛子 I (アイ)デザイン」
神戸市中央区にある兵庫県立美術館で、特別展「石岡瑛子 I (アイ)デザイン」が開催されています。
この特別展は、東京を拠点にしていた1960~80年代の瑛子さんの仕事を中心に、ポスターやCM、アートワークからスケッチなどの400点以上の作品を一挙公開されています。
「石岡瑛子」広告、舞台、映画など表現のジャンルから国境までを超え、世界的に活躍したデザイナーらしいのですが、門外漢の私は失礼ながら、よく知らない…。
って…、思ったら! お~っ、出だしから見たことある作品!!
「前田美波里」さんのポスター!! 調べてみると、1966年の資生堂のサマー化粧品「太陽に愛されよう」のポスターが、石岡瑛子さんの出世作となり独立されたそう。リアルタイムでは、知っているはずのない作品で、見覚えがあるって凄いですよね…。
作品の横には、瑛子さん自身の言葉も一緒に掲げられて、作品への想いの一端を垣間見ることが出来ます。
県立美術館の高い天井をいかして、赤いテントが出現! パルコのCMなど、映像70年代にタイムスリップ!!
PARCOのポスターの中に、若き日のジュリーこと沢田研二さん発見!!
今でも、凄い話題になりそうなセンセーショナルなポスターは、なんと1979年の作品らしい。しかも「渋谷PARCO」の壁に大きなポスターが掲示されたそう…。
展示の中に小説が…。本の装丁もされていたんですね。
教科書の装丁も…。
コーヒーの「Maxim」も海苔の「山本海苔」のデザインも!!
この作画。今ならグラフィックソフトで色や形を変化させながら作品に仕上げていくのでしょうが、この時代当然ながら手書き…。どれだけの時間が掛かったんだろう…。
赤文字で、校正の指示が書かれたものが展示されていました。
これぞプロ! 自分の納得できる作品を作るために徹底したクオリティを求められていたんですね。
どれも動かぬポスター1枚から伝わって熱量が半端ない!
クリエイターと呼ばれる職業に就く方には、ぜひおススメしたい特別展です♪
特別展「石岡瑛子 I (アイ)デザイン」
会期:2024年9月28日(土)~12月1日(日)
休館日:月曜日
※開館:10/14(月・祝)・11/4(月・祝)
振替休館:10/15(火)・11/5(火)
開館時間:午前10時~午後6時
※入場は閉館30分前まで
会場:兵庫県立美術館 企画展示室
兵庫県立美術館(HP)
神戸市中央区脇浜海岸通1丁目1−1