【鎌ケ谷市】新鎌ヶ谷駅の駅ピアノ設置から4922名以上が演奏。あなたも演奏を披露してみませんか?
北総線新鎌ヶ谷駅「STATION LOUNGE こもれび」内に、2022年4月29日より設置された駅ピアノ。設置から2年を記念し、2024年10月5日(土)駅ピアノフェスティバルin新鎌ヶ谷が開催されることを知り、写真を撮影し、お話を聞かせていただきました。ありがとうございます。
北総線新鎌ヶ谷駅の駅ピアノは、元々、沿線の店舗で使われていたピアノを寄贈したいという申し出があり、駅の新たな賑わいや魅力を創出することを目的として、北総線で初めて設置されました。設置から2024年9月30日まで、のべ4922名の方がピアノを演奏され、駅を利用される方の心が休まる空間となっています。
今回は駅ピアノ設置2周年を記念し、駅ピアノフェスティバルin新鎌ヶ谷として、演奏者を募集し、開催されました。いつも新鎌ヶ谷駅の駅ピアノを利用している方、こちらでの演奏は初めての方など12組14名の方がジャンルを問わず出演されました。
演奏の様子を撮影させていただきました。合唱でも歌われることの多い「BELIEVE」を演奏されました。演奏後のインタビューを聞くまで小学生だということが分かりませんでしたが、堂々とした演奏でキレイなピアノの音色に訪れた皆さんも聞き入っている様子でした。
軽快なダンスナンバーの「ダンスホール」の演奏では、会場内でもリズムを取りながら、演奏を聴いている方の姿も見受けられました。インタビューでもピアノは生活の一部で鉄道も好きなので駅で弾くことが出来て嬉しいとお話され、演奏される姿もとても楽しそうで、楽しく聴くことができました。
「生きてることが辛いなら」の演奏では、演奏前にタイトルがつらそうだけど、素敵な曲なのでこの曲を選びましたと、演奏者の方より、お言葉がありました。しっとりと語りかけるような演奏で、会場の方々も静かに聞き入っていらっしゃる様子でした。演奏後のインタビューでも、駅ピアノは撤去する所もある中、置いている所の盛り上がりになればと参加したこと、これからもみんなに愛されるピアノであると嬉しい、応援していますとお話されていました。
演奏者の最後は、ピアノの設置以来毎月、月に何回か演奏されている方の演奏でした。インタビューでも、駅ピアノを通して、出会いがあったことにも触れられました。駅から病院に行かれる方のお見送りに来られた方、お嬢さんのお話をされる方など様々な方との出会いがあったことをお話してくださいました。お人柄が伝わるような優しい音色に大きな拍手が送られました。
新鎌ヶ谷駅にピアノを寄贈された方が所属する「Piccolino Jazz Quartet」による演奏も5曲披露されました。ジャズのスタンダードナンバーの「Take the A train」や今の季節にぴったりの「枯葉」など5曲をトランペットの哀愁たっぷりの音色で演奏されました。
駅ピアノフェスティバルに演奏された方は、どなたも演奏後とても晴れやかな表情に見えました。駅という場所柄、電車が通る音やキャリーバッグを引く音など、様々な音が聞こえる中、ピアノの軽やかな音色は道行く人々の心を和ませてくれます。ちょっと緊張するけれど、開放感のある駅ピアノで素敵な演奏を楽しんでみませんか?
北総鉄道新鎌ヶ谷駅「STATION LOUNGE こもれび」
住所:千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷1-13-1