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【秋田市】よき昭和の温もりが今も息づいている「寿屋」愛され続けている「ぽてとまんじゅう」

ru_ruクリエイター/ライター(秋田市)
「寿屋」

お世話になっております。
今回は、子供の頃に食べたことがあり、懐かしさを感じたお店におじゃましたので、ご紹介いたします。

秋田市御野場にある和菓子店「寿屋」は、創業以来、訪れる人々の心を和ませ続けています。

「店内の様子」
「店内の様子」

「焼き菓子」と看板商品の「ぽてとまんじゅう」が並べられ、懐かしい雰囲気の店内。

ショーケースには「チョコレートまんじゅう」、そして、職人が使用していた木型も並べられていました。

「商品」
「商品」

ご主人は有名和菓子店で修業を積んだ腕利きの職人。一方、奥さんは家事をこなしながら店番を務めています。

「もろこし」用に使われていた型
「もろこし」用に使われていた型

「ぽてとまんじゅう」6個入りパック¥780(税込み)
「ぽてとまんじゅう」6個入りパック¥780(税込み)

※「ぽてとまんじゅう」は毎日30パック限定です

看板商品である「ぽてとまんじゅう」
ご主人が中学校を卒業後、すぐに和菓子店に弟子入りしたそうです。そちらの工場長が引退をする際に、当時はまだサツマイモを使った和菓子がなかったこともあり、「サツマイモを使ったこういうのはどうだろう?」と提案を受けたそうです。信頼している師匠の想いを受け継ぎ、ご主人は独自に試行錯誤を重ねて改良を加え、サツマイモ(ベニアズマ)を使い素材本来の味を大切にした「ぽてとまんじゅう」を完成させたそうです。

「ぽてとまんじゅう(ポテまん)」一個¥130(税込み)
「ぽてとまんじゅう(ポテまん)」一個¥130(税込み)

販売当初から人が人を呼び、口コミで「ぽてまん!」と広がってきたようです。

(見たことがあるロゴでしたので、見た目からも懐かしい感じがしました。)

「ぽてとまんじゅう(ポテまん)」一個¥130(税込み)
「ぽてとまんじゅう(ポテまん)」一個¥130(税込み)

たっぷりのサツマイモと白餡で練り上げた大きな餡が、ふわっとした薄皮に包まれいます。

芋の繊維が感じられ、白餡をベースに芋の風味がしっかりと味わえました。甘すぎず食べやすくておいしいです!私は、ひんやり冷たい「ぽてとまんじゅう」を食べましたが、少しレンジで温めてもおいしいとのこと!

「チョコレートまんじゅう」¥180円(税込み)
「チョコレートまんじゅう」¥180円(税込み)

追加で、和と洋を楽しめる「チョコレートまんじゅう」¥180円(税込み)こちらも注文しました。

素朴に焼き上げたおまんじゅうに、なめらかなミルクチョコレートの組み合わせ。

口の中でふんわりとくずれるおまんじゅうと、ミルクチョコレートの風味は、愛されるおいしさ。

食べてみて改めて思いましたが、どちらとも安い!驚きました。差し入れやおやつに最適で、子供や家族へのおやつに購入するお母さんなど、日常の生活に寄り添うような存在です。

また、奥さんは「できるだけ長くお店を続けていきたい」と話していました。

時代の流れとともに、変わらぬ味と温かみを守り続け、その秘訣は、「分量やカタチの決めたことを変えないこと、何よりお客様とのつながりが大切」だと。

「お店」
「お店」

帰り際に「ぽてとまんじゅう」をお土産にと無料でいただきました。(おいしくいただきました!ありがとうございます。)

「寿屋」には昭和の温もりが今も息づいています。

すべて手作りの和菓子に込められた職人の技、そして何より、お客様への感謝。想い合える関係。それらが一体となって、ファンの心の拠り所となっています。

ご体調の関係や仕入れの関係もあり、個数には限りがあります。「売り切れている場合は申し訳ありません」と、今日もお店を開いています。

【お店情報】 寿屋 (ことぶきや)

郵便番号:〒010-1424

住所  :秋田県秋田市御野場5丁目1−12

電話番号:018-839-7063
営業時間:8:30~18:00
定休日 :月曜・日曜の午後
駐車場 :有

※「ぽてとまんじゅう」は毎日30パック限定です。

クリエイター/ライター(秋田市)

Nobo_akと申します。視線は静かに力強く、背景と響き合うよう言葉になる前の感覚を大切にしています。時に心の奥で震える微かな音が既存の概念を超えて、心のどこかにそっと触れるよう多角的に紡ぎ出せるような価値と表現を組み立てて地域内の情報を発信します。

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