カレー百名店の中で欧風カレーの老舗「スマトラカレー共栄堂」のタンカレーは大盛りがおすすめな理由とは
都内のカレーを300食以上食べ続けている東京カレーマガジンの高木です。
今回はカレー激戦区というか、カレーの名店が集まる街「神保町」で大正13年から営業を続ける「スマトラカレー共栄堂」へと行ってきました。
神保町の名店 スマトラカレー共栄堂
神保町駅から徒歩2分くらい、階段を降りた地下に共栄堂はあります。
スマトラカレーのメニューはポーク、チキン、エビ、ビーフ、タン、ハヤシライスとあります。さらにソース大盛りをメニューによりけりですが、+200円〜300円で選択できます。
スマトラカレーの知ってもらいたい特徴3点
スマトラカレーにはいくつかの特徴があります。ちなみに、私の個人的観点なので、気になる人は確かめに行ってみてくださいね。
①注文後、トイレに行く暇はない
②甘さはなし!ビターな欧風カレー
③食べ方注意!思う存分食べたいなら!
①注文後、トイレに行く暇はない
注文したらわずか15秒ほどでカレーが提供されます。他のカレー店はない尋常じゃないスピード感。老舗欧風カレー店ですが、ファストフードのようなスピード感。
②甘さはなし!ビターな欧風カレー
神保町にあるボンディや、カヴィアルみたいな濃厚な甘さを盛った欧風カレーを期待しているようだったら、好みは大きく分かれると思います。共栄堂のカレーは甘さがなく、どちらかというと苦み、ビターなテイストが楽しめます。
③食べ方注意!思う存分食べたいなら!
しっかりとソースをかけながら食べたい方は、何も言わずにソース大盛を頼んでください!共栄堂はご飯の割合が多めなので、ソースをセーブしながら食べると、ちょっともったいない。思う存分かけながら食べましょ!
というわけで、今回は上記に習って
共栄堂のハイエンドメニュー「タンカレー(大盛)」を頼みました!
共栄堂のタンカレー(大盛)
タンカレーのソース大盛(+300円)があっという間にやってきました。ほんと、このスピード感なんなんでしょうね。キッチンの様子が見たい。
共栄堂のカレーにはセットでコーンスープがついていて、これも上品な味でおいしいんですよね。濃すぎず、さっぱり。でもコーンの旨味がしっかり楽しめます。
でっかいグラタン皿のような深皿にたっぷりと入ったタンカレーは表面がテリテリな褐色。その上に描かれる生クリームが高貴な雰囲気。
ご飯も調子に乗って中盛(+50円)にしちゃったら、結構な山盛りのライスがやってきました。ここにレードルでソースをかけていきます。
ご飯にかけていくと、ご飯とソースの色合いがとてもいい感じです。理想の欧風カレーの見た目です。
見ていただいてわかると思いますが、とってもねっとりとした飴が溶けたような質感のソースはご飯ともよく絡みます。ここでソース大盛りにしていたのが大正解で、こころおきなくソースをかけがら食事を楽しむことができました。
一口食べると、「これこれこれ〜」と前に食べたときの記憶が一気に蘇る。
やっぱり印象は苦い!まろやかな苦み!さまざまなスパイスのが微粒になるまでくだかれて、共栄堂の唯一無二の独特な舌触りを演出しています。
ソースをかけている時に、ジャガイモ入ってる〜〜って思ってたら、これも牛タンでした。
他にもこんなに大きな牛タン!スプーンを差し込むと崩れるほどよく煮込まれていて、口の中でも歯がなくても噛み切れるレベル。肉の繊維の隙間隙間に濃厚なソースが絡んでタンビーフシチューを食べているような気分にもなります。
いかがだったでしょうか、2019年からずっとカレー百名店に入る殿堂店です。まだ食べたことがない方はぜひ一度行ってみてくださいね!