プロが教える!コーヒーの淹れ方で「やってはいけないNG行動」7選
年間200種類、1,000杯以上のコーヒーを飲み、毎日、コーヒーを抽出するコーヒーソムリエKazuです。
コーヒーを淹れる際「お店のような味わいを引き出せない」「思ったより苦くなったり、酸味が強くでてしまう」などと、コーヒーの淹れ方について悩むことはないでしょうか。
今回は、コーヒーの淹れ方でやってはいけないNG行動(ハンドドリップ編)をご紹介します。
1.コーヒーの粉を測らずに抽出する
コーヒーの粉を測らずに抽出すると、味わいにブレが生じます。とはいえ、コーヒーを使用する量に正解はありませんが、”おいしく飲む”という観点からはある程度の目安があります。
そのため、極端に少ない、多いという場合は、コーヒーの成分をうまく引き出せない可能があります。コーヒーを飲む際は、コーヒー粉の量を測り、おいしいと思ったg数を覚えておくことが大切です。コーヒー1杯分の一般的な量は、10g~15g程度です。ただし、お湯の量によっても異なります。
2.メジャースプーン1杯=1杯分と考える
メジャースプーン1杯=コーヒー1杯分というのは間違いではありません。しかし、上記写真のようにメーカーによって1杯分の量が異なるため、まずは1杯分が何gであるのかチェックする必要があります。
また、焙煎度合いによっても異なります。深煎りであればあるほど堆積が増え、軽くなります。焙煎が浅い場合は深煎りと同じ堆積でも重くなります。
つまり、浅煎りと深煎りのコーヒー豆では、同じ10gとしても深煎りの方が量が多くなるのです。
3.コーヒーの挽き具合を間違える
コーヒーの挽き具合を極端に間違えると、狙った味わいを抽出することができません。基本的には、抽出器具によってある程度は決まっています。たとえば、ペーパードリップでは「中挽き〜中細挽き」、フレンチプレスであれば「粗挽き」、マキネッタ・エスプレッソマシーンであれば「極細挽き」などです。
4.ペーパーフィルターを間違える
ペーパーフィルターは形状と大きさが決まっています。一般的には、台形と円すいのドリッパーが多く、ペーパーフィルターも形状に合わせて使用します。
そのため、台形のドリッパーに円すいのペーパーフィルターを使用すると、うまく抽出できません。また、ペーパーフィルターは1〜2杯用、2〜4杯用など、大きさも決まっているので大きさも合わせる必要があります。
5.お湯の温度が適切ではない
お湯の温度は高すぎると雑味などが出やすくなり、逆に低すぎるとコーヒーの成分が十分に抽出できません。一般的なお湯の温度は90度前後となっています。
6.抽出時間が適切ではない
抽出時間は長すぎると雑味やエグ味などが感じられ、短すぎるとコーヒーの成分が十分に抽出できない、コーヒー豆によっては酸味が際立つ味わいになる場合があります。
筆者の経験上、ハンドドリップの抽出に3分以上かかると雑味やエグ味が生じやすいと感じています。
7.最後の一滴まで抽出する
コーヒーがポタポタと落ちているからといって、最後の一滴まで抽出すると雑味などの原因にもなるため、その直前で抽出を終えるのがベストです。
上記の記事を参考にしながら、コーヒーライフの第一歩につながれば幸いです。
※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や販売終了の可能性もございます。
※記事内容は個人の見解を含みます。
※最後までお読みいただきありがとうございます!フォローは励みになります!
プロフィールからぜひフォローしていただくと最新記事を見落とすことなくチェックできます。