【厚木市】コーヒー豆の専門店 厚木で一番古い珈琲屋さん「オーロラコスモ」卓越した焙煎の技
こんにちは、そのです。今回ご紹介するのは中荻野にあるコーヒー豆の焙煎・卸・販売をしている「株式会社オーロラコスモ」さん。開業34年。時代の流れとともに今では厚木で一番古い珈琲屋さんになったそうです。
見た目は決してオシャレとは言えない外観ですが、これにもちゃんと理由があるのです。
お店の裏に駐車場があります。
店内と商品
店内は明るく清潔感があります。コーヒー豆の他に関連商品の販売もしています。
高品質なコーヒー豆を自家焙煎していて、試飲もできるようです。
こちらはコーヒーの花のハチミツらしいです。珍しいですね。
マグカップは厚木の作家さんのものも置いてあるそうです。
コーヒーの王様ブルーマウンテンの良質なものは、袋でなく樽で届くそうです。オブジェとしてもカッコいい!(※ 現在ブルーマウンテンの取り扱いはないそうです。)
スイス製のコーヒーグラインダー
なんとこのコーヒーグラインダー、開業当時に購入したスイス製だそうで34年経った今も現役で活躍してます。若干コーヒー色に染まってるかんじが歴史を物語っています。
オーナーの原点は少年時代に読んだ漫画「狼少年ケン」
焙煎が一区切りして取材を受けてくださったオーナーの依田さん。少年時代に「狼少年ケン」を読んでから、いつかアフリカでボランティアをしてみたいという夢を持ち続けていたという。そんな依田さんにニューヨークで仕事をしているときに転機が訪れ、念願のアフリカでのボランティア活動が実現したそうです。そしてその経験が今に繋がったと。どことなくほんわかした雰囲気の依田さんですが、熱い思いを語ってくださいました。
「アフリカのためになることをしたい!」という熱い思い
実際にアフリカに行って「なにがアフリカのためになるだろうか?」と小さな学校を作ってみたり道路の舗装をしたりと様々なボランティア活動をした結果、最終的に「コーヒーしかない」との結論に至ったそうです。
どうしたら相手が喜ぶか そして他社との共生
そこから日本で店を構えて34年。儲けようとは思っていないときっぱり。使えるものは使うし直せるものは自分で直す。お店が古くても贅沢さえしなければ修繕しながら不自由なくやっていけると。
思いは、未だ世に出ていない美味しいコーヒーを世の中の人に知ってもらいたいということ。コーヒーがメジャーになれば産地の国が豊かになり、そこに住む人々の暮らしが潤うと。そして同業他社との共生。厚木のコーヒー屋さんが店をたたまなくて済むよう共生を望んで宣伝もやめたそうです。
焙煎は匠の技
生豆を見せていただきました。ここから焙煎の技術よって味に差が出るようで焙煎中はとにかく目が離せないそうです。10秒の差で味に大きな差がでるとか。また60キロの大釜よりも5キロの小さい釜で焙煎したほうが香りのよい仕上がりになるようです。手間暇かかっているのですね。
こちらはエチオピア産の「シダモ」。より香り高い豆をサンプル焼きしたというものをご馳走していただきました。たしかに一口飲むごとにフワッと上品な香りがひろがりおいしかったです!
ひまわり工房さんのハンドメイド
相模原の特定非営利活動法人「ひまわり工房」さんのハンドメイドの作品を委託販売してます。作業の様子を見学に行った時、ひたむきに作っている子供たちの姿にとても心を打たれたという依田さん、採算度外視で手数料はもらってないようです。おかげで消費者はその分安く買う事ができ、ひまわり工房さんの売上も伸びます。
ひまわり工房さんの作品のスゴいところは、糸から染めているというところ!そして、そこから生地を織り、布にしてから作品を作るというハンドメイドすぎるハンドメイド!
私は「ペンケース」を自分用と娘用で2ついただきましたが、センスもよく、丈夫で内側も丁寧に作られていて、とっても気に入ってます。
宣伝もしないのに取材中にもお客さんが頻繁に来る不思議なお店。どうしてお客さんが絶えないのか依田さんのお話を伺ってわかった気がします。良質でおいしいコーヒーと依田さんの昔からのファンがたくさんいるようです。難しいこともたくさんの世の中ですが、ホッとするこんなお店があることが嬉しくなります。ずっとありつづけてほしい場所のひとつです。
住所:神奈川県厚木市中荻野722 地図
電話:046-242-3640
営業時間:10時〜18時
定休日:日曜日、祝日
配達:厚木市内、2,000円以上の注文で可(※注文受けた翌日)
駐車場:5〜6台(店のウラ)
公式ホームページはありません。
こちらは ハワイコナの焙煎風景
特定非営利か活動法人ひまわり工房
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