【大阪市平野区】2022年7月11日(月)から、いよいよ3年ぶりに「平野郷夏まつり」が開催されます。
2022年7月11日(月)から平野宮町2丁目 杭全神社の夏まつり「平野郷夏まつり」が開催されます。令和2年、3年の夏まつりは、新型コロナウイルス感染症の流行に鑑み、神輿の渡御、太鼓台の運行、だんじりの宮入・九町合同曳行は中止となりました。今年は実に3年ぶりの開催となります。
「平野郷夏まつり」は、毎年7月11日から14日まで、四日間行われます。期間中には九台の地車の曳行があり、大阪でも指折りの規模を誇るだんじり祭りとして、毎年30万人を超えるとも言われる大勢の人出で賑わいます。杭全神社近くの商店街も、ずいぶん前から提灯等が飾られておまつりムードが高まっています。
【平野郷夏まつり 日程】
7月11日(月) 太鼓台足洗い 神輿足洗い
午前6時頃、太鼓台(ふとん太鼓)が今年の地車宮入一番町野堂東組に担がれて杭全神社を出発します。数時間後、裸神輿が今年の地車2番町馬場町に担がれて樋之尻橋たもとのお祓い所まで巡行します。ここでは神社のご神体をお迎えするために、神輿を祓い清める神事が執り行われます。
清められた神輿は夕方過ぎ、太鼓台は午後7時から8時頃にそれぞれ杭全神社に宮入します。神社に帰還した神輿は、拝殿にてきれいな飾りつけが施され夜も深まった頃本殿のご神体を神輿にのせる神遷神事(かみうつししんじ)が執り行われます。この時に還される御神体は第一本殿の素戔嗚尊(すさのおのみこと)で神遷された神輿は祭礼期間中、拝殿に鎮座されます。
7月12日(火)九町合同曳行
日中は9台の地車が、各自町のエリアを曳行します。21時ころから、当番町(野堂東組)の合図とともに、南港通りの学芸大通りとお渡り筋の二手に分かれ九町の地車が所定の位置につきます。すべての町が揃った後、21時45分頃から九町一斉に提灯の灯がともされ、各町決められた範囲を西に東に時には舞々力の限り猛走します。こうして九町の地車が勇壮な曳行の競演を約30分間繰り広げます。その後、各町に向けて帰っていきます。
7月13日(水)地車宮入
日中は9台の地車が、各自町のエリアを曳行します。そして19時頃から約30分間隔で九町の地車が順番に杭全神社へ宮入をします。神社の鳥居を潜るまでの間各町の地車は、鳥居へ向けて前へ後ろへ、東へ西へとすること曳行を披露します。町によっては趣向を凝らした演出を披露もあり、より一層宮前の観衆を楽しませてくれます。
2022年の地車宮入の順序(予定)は、①野堂東組②馬場町③泥堂町④西脇組⑤背戸口町⑥市町⑦流町⑧野堂北町⑨野堂町南となっています。3年ぶりに地車が杭全神社を宮入します。例年以上に感慨深く、大切な宮入となりますね。
7月14日(木) 太鼓台巡行 神輿お渡り渡御
地車が宮入下した翌日、宮入2番衆馬場町に担がれた神輿渡御が行われます。杭全神社第一本殿に鎮座される素戔嗚尊(すさのおのみこと)が1年に一度お宮を出られ平野郷の町中に行かれる神様のお渡りです。宮入1番町の野堂東組が神輿お渡りを知らせるために太鼓台(ふとん太鼓)を担ぎ、氏地を巡行します。そして、夜、ふとん太鼓が巡行を終え神輿がお宮に帰還します。氏神様が第一殿に還され、夏まつりが終了します。
「杭全神社」へは、JR関西本線平野駅より、南東へ徒歩約6分(450m)または大阪メトロ谷町線平野駅から、市営バス平野宮前で下車または北東へ徒歩約17分(1.4km)となっています。
300年以上の歴史のある「平野郷 夏まつり」。暑さ対策、感染症対策を万全にしルール、マナーを遵守しながら笑顔溢れる素晴らしい夏まつりにしたいですね。ぜひ、「平野郷夏まつり」が開催される杭全神社へ足を運ばれてはいかがでしょうか?
住所 :〒547-0046 大阪府大阪市平野区平野宮町2丁目1−67