【碧南市】『おもいのフライパン』の工場見学に行ってみた!”美味しい”を実感し”おもい”を体感した日
shungikuです。
TV番組「カンブリア宮殿」や「ガイアの夜明け」、様々な情報番組で紹介されていた『おもいのフライパン』
我が町、碧南市にある会社「石川鋳造株式会社」が手掛けたものであると知ってから、興味津々でした。
「工場見学」に参加してきました
「工場見学」というもの自体好きですし、それが自分の興味あるものでしたらなおさらです。
今回、「工場見学好き」の友人を誘って伺いました。
「石川鋳造」さんの敷地内に表題写真の体験基地「omoiのフライパン BASE」と銘打ったおしゃれな建物があり、そこに集合しスタートです。
開発秘話を聞く
BASE内で石川社長から直接「開発秘話」や『おもいのフライパン』とはどういうものか、一般的なフライパンとは何が違うのか説明を聞きます。
厚く熱伝導率が良いので美味しく焼ける・無塗装なので安全、安心・一生使える(思ったほど手入れが面倒ではない)
消費者として知るたかったことが分かってきます。
よく通る声でとても”熱意の伝わる”話し方。
どんどん話に引き込まれていきます。
工場見学
奥に見える歴史的な建造物が「元中部電力火力発電所」
「石川鋳造」さんの工場として今も使われていそうです。
➀溶解
鋳物の材料となる鉄を溶解炉に投入します。
「SDGs」が実践されています。
②出湯
溶解炉から注湯用の取鍋に溶湯(溶けた鉄)を移していきます。
パチパチと火花も上がり、どこからともなく見学者から「おおぅ~」という声が聞こえました。
③注湯
砂型への注湯は何と1つ1つ手作業でした。
このような作業は「機械化」されているものと思い込んでいたので、ここでは私以外の見学者も一様に驚いているようでした。
そのことを社長さんに質問すると「これこそが職人の技が必要なところ。人の力が大切。」と教えてくださいました。
何度も温度を測り、職人さんが頃合いをみて作業しているところが印象に残りました。
④仕上げ
仕上げの工程では”企業秘密”もあったのですが、正直「素人」の私たちでは当然「?」という反応。
ひとつひとつ「手作業」で仕上げられていました。
実演・試食
なんと、社長自ら調理実演。
参加者は”これが目当て”という気持ちも強いことでしょう。
「安心・安全」「世界一美味しい肉が焼けるフライパン」を目指して開発され、高い評価と”〇〇年待ち”ともなった人気商品、期待が高まります!
まず、お肉の焼ける音と良い香りに誘われ、席を立ちあがり覗きに行きました。
参加者は「味付けは?」「時間は?」と質問。
「味付けなし・ただ焼いた」というお肉がふるまわれました。
「おもいのフライパンで焼いただけ」のお肉にコショウと岩塩が添えられ、各テーブルへ。
何種類かの部位を頂きました。
始めは「無言」そして唸ってから「美味しいね」の声。
開発秘話→工場見学→実演試食まで、およそ2時間。
参加費1500円で堪能しました。
浜松から参加のご夫婦にお話を伺いました。
「実はテレビ番組で見てからずっと興味があって、祝日は実施していると知って申し込みました。早めに碧南市に来て番組で紹介されていたお店でトンテキも食べてきたんですよ。」と、楽しそうに話してくださいました。
「旨味が違った。食材の良さを引き立てるよい器具だと思った。」とも。
購入は”前向きに検討中”だそうです。
shungikuにいたっては「鋳物」が何かさえ理解していなかったので、知識が深められ、そして“美味しい”充実した「工場見学」でした。
商品販売
試食が終わると、だれともなしに「おもいのフライパン」を手に取って見ていました。
『おもいのフライパン』はなかなか買えないと言われてあきらめている方もいらっしゃるとか。
「ふるさと納税」でも大変な人気ですし“待ち”があります。
ここBASEでは実物を手に取って確認できますし、待ちなしですぐ購入できるところが魅力ですね。
そして、ここでは「訳あり商品」をお値打ちに購入することができるんですよ。
お近くの方は、ぜひ足を運んでみることをお勧めします。
フライパンが厚いほどお肉が美味しく焼ける、ということで500円玉を置いて比べてみました。
「おもいの集い」
「石川鋳造」さんでは1年に2回ほど「おもいの集い」というイベントを開催しています。
こだわりの逸品を取りそろえた店舗が集結して、消費者と直接会話しながら「身体・心・環境」に良いものを紹介してくれるのです。
shungikuも11月2日に開催された際におじゃましてみました。
お話を聞けたいくつかの参加者を紹介します。
この時期には珍しい「とうもろこし」を豊田の農場から朝取りで。
購入し、自宅で茹でて食べましたが驚くほどの甘さでした、本当にびっくり!
「ありがとうだれ」の販売。
愛知県内産の材料で”なんにでも合う”たれを提供。
「段戸山高原牛」「鳳来牛」などのステーキ肉がお値打ちに揃っています。
「三州鬼瓦アイスもなか」ワクワクする”食べられる鬼瓦”
もちろん、鬼瓦の展示も。
「スズギア」として防災・アウトドア用の商品や愛犬用おやつ(完全無添加)を販売。
「三河みりん粕漬け」「三河みりんフィナンシェ」の試食販売。
みりん粕の風味がよかったです。
白醤油はもちろんのこと、「特選白ポン酢」や「SUSHISAUSE」などもお勧め。
高校野球の指導者だった社長にこんなポーズをお願いしてみたところ、快くうけてくださり、ありがとうございました。
『おもいのフライパン』というものに興味を持ち取材に伺ったのですが、お話を聞けば聞くほど”鋳造”という職人の世界を大切にしていること、人の口に入るものの「安心・安全」そして「美味しい」ということに真摯に向き合っていらっしゃること、中小企業の発展や環境問題等に強い志を持っていらしゃることを知り感動いたしました。
『おもいのフライパン』の「おもい(重い・思い・想い)」は、しかと受け取りました。
「工場見学」は年齢男女関係なく楽しめますし、家族で参加するのも有意義だと思います。
次回「おもいの集い」もとても楽しみなものとなりました。
みなさんもどうぞお楽しみに。
日程等はInstagramなどで確認されるのが良いと思います。
『おもいのフライパン』石川鋳造株式会社
住所:碧南市中松町1丁目12番地
電話:0566-41-0661
「工場見学、体験ツアー」の予約、申し込み等は公式Instagramからどうぞ
※お肉のサブスク・ワインのサブスクなどもあります。