【神戸市】神戸市中央区にある「伊藤町」の町名は、あの歴史的有名人の名前からつけられました
伊藤町は旧居留地のときに付けられた町名
神戸市役所近くにある一本の筋に付けられた名称は「伊藤町筋」。町名である「伊藤町」の名前の由来は、初代兵庫県知事である伊藤博文の苗字から旧居留地時代につけられたものでした。
旧居留地内につけられた「伊藤町」が正式に町名となったのは、1899年(明治32年)居留地返還のときでした。この居留地をイギリス人技師とともに設計にあたったのが伊藤博文。まさに居留地の生みの親とも言える伊藤の名を冠した地名が現在にも残っているわけです。
「伊藤町筋」は長さわずか約232メートル。しかし、その途中には旧居留地108番地の場所に明治初年に建てられた煉瓦造りの建物の窓枠が残されています。旧居留地時代の遺構も残され神戸とのなじみが深い伊藤博文の名を冠したこの通りは、神戸港開港からの流れも感じられる歴史スポットと言っていいでしょう。
神戸の歴史巡りではぜひ一度は訪ねてみたい場所です。