【東大阪市】大阪と奈良を結ぶ歴史街道。昔から多くの人で賑わった生駒山頂の県境。
さて今回は、ドライバーの方にとっては日本の「酷道」として有名な「暗峠」を通って、東大阪市を少しだけこえてみたいと思います。登山を通じて県境を越える感覚は、非日常を感じてワクワクしますよ。
「神津嶽ハイキングコース」を登ると、「なるかわ休憩所」に出て、そこから「僕らの広場」方面と「暗峠」への分かれ道になります。「暗峠」へは、階段を上らず左の道を進んでいきましょう。
左へ進んでいくと、「暗峠の再生棚田」が見えてきます。登山道の雰囲気とは一変して、人の生活感を感じられる場所に出てきます。こんな山奥の、しかも山頂付近に人が生活されていることに驚きました。
開かれた棚田にある梅の花がすごく綺麗でした。この時期でも楽しむことができて、なんだか嬉しい気分です。遠目に見る梅の景色が最高です。
「暗峠の再生棚田」から県境はもうすぐです。とにかく上に登っていきましょう。途中「国道308号線」を示す標識があるので、それに従って進んでいけば問題ありません。
少し進むと石畳の道が見えてきました。「暗峠」に到着です。山を登りきった先は、もう「奈良県生駒市」に入ります。それにしても、その場にいるだけで歴史的な雰囲気を感じるとができる不思議なスポットですね。
大昔からこの場所は奈良と大阪を結ぶ交通の名所として賑わっていたそうです。あの有名ば松尾芭蕉もこの場所で俳句を読んだとされています。
「生駒市」に入って少しだけ進んでみます。すると、奈良盆地の景色がすごく綺麗でした。この日は霧もかかっていなかったので、街並みがはっきりと分かります。奈良山の方まで見渡すことができます。
生駒山は大阪と奈良の県境。大阪方面と奈良方面で様々な形や景色を見せてくれる山で、多くの歴史も存在します。今回は「暗峠」をご紹介しましたが、各自それぞれの楽しみ方を見出して、大阪にある豊かな自然を満喫してみてください。
暗峠
【住所】大阪府東大阪市東豊浦町
【アクセス】近鉄奈良線「額田駅」から「枚岡公園」へ。公園から暗峠に続く道があります。駅から徒歩約60分。