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この「展望台」には“普通ではありえない”「地震・津波対応機能」があります。それは何でしょうか?藤沢市

ころんころライター(藤沢市)

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【プライスレス藤沢】
~藤沢の魅力を再発見~

藤沢市内で見つけたプライスレスな情報シリーズ(82カ所目)。ここ最近大きな地震が相次いでいる本日は、藤沢市鵠沼海岸『湘南海岸公園展望台』に注目します。

鵠沼海岸や片瀬海岸に沿って約2kmにわたり広がる『県立 湘南海岸公園』。公園の敷地内には『新江ノ島水族館』『なぎさの体験学習館』のほか、「噴水広場」「ちびっこ広場」「水の広場」「海風のテラス」「サーフビレッジ」などのレジャースポットがありますよね。

今の時期は特に多くの人で賑わう同公園。ここで覚えておきたいのが...

写真奥に写る『湘南海岸公園展望台』です(またの名を『津波避難タワー』と言います)。※以下の写真は2024年2月撮影

この展望台は、県内で初めて設置された「防災施設」。想定最大津波高を計算して設計されており、非常時は面積約50平方メートルのステージに約100人が避難可能。平時の日中は展望台として解放しています(湘南なぎさパーク公式ホームページより)。

展望台の前には「海・浜のルール」「津波避難場所案内図」が立てられている
展望台の前には「海・浜のルール」「津波避難場所案内図」が立てられている

『湘南海岸公園』を管理する「株式会社 湘南なぎさパーク」管理事務所の担当者さんにお話をうかがうと、日中に震度5弱の揺れが発生した場合や津波警報等の発令時には「津波フラッグ(赤と白の格子模様の旗)」を立て、海岸付近にいる人を誘導し、手動で「展望台」を開錠するとのこと。夜間に同様の事態が発生した場合は、自動で施錠が開錠する仕組みになっているそうです。

また「津波避難タワー」は太陽光発電設備を備えており、緊急時にはステージ上の電源ボックスで投光器の電源・拡声器の電源・携帯電話の充電が可能。投光器・拡声器・テントなどは収納ボックスのなかに入っているため、緊急時は蓋を叩き割って使用します。

「展望台」が設置されてから今日に至るまで、実際に「津波避難タワー」として利用されたケースはないそうですが、万が一に備え、年に一度「津波対策訓練」行い、有事の際はスムーズに避難できるよう地震防災対策の強化を図っています。

藤沢市民なら覚えておきたい『湘南海岸公園』「サーフビレッジ」エリアに建つ『津波避難タワー』。海岸付近を訪れる際は、事前に場所を確認しておくと安心です。

【藤沢市】ブックマークしておきたい災害情報サイト
ふじさわ防災ナビ 防災インフォメーション(外部リンク)

※不安な夜ですが、余震などに気を付け、どうかみなさまご無事でお過ごしください。被害がないことを祈ります。
※本記事は、会話のきっかけになる情報として、子どもでもわかりやすい内容で配信しています。

基本情報
『湘南海岸公園展望台』
住所:藤沢市鵠沼海岸1-17-3
駐車場:近隣のコインパーキングをご利用ください(『緑陰広場駐車場』『西部駐車場』など複数あります)。

ライター(藤沢市)

湘南エリアの複数メディアや紙面、昭文社「まっぷるトラベルガイド」などで、記事執筆&撮影を担当。取材スポットは1000ヶ所近く。そんな取材後記や、徒然なるままのゆるゆる日暮らしを、Instagramに綴っています。ほわっとあたたかくなる「神奈川県藤沢市」の情報をお届けできたら幸いです。※「毎週日曜の20時10分」に約1週間分の記事をまとめてお届けする「LINEでの配信」がスタートしました。ご登録いただくと藤沢市の話題(特に美味しいもの情報)に困りません。

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