【市川市】中山法華経寺 圧巻の龍王池の蓮の花~中山~
R総武線下総中山駅から徒歩約10分。中山法華経寺は、日蓮宗大本山の寺院で鎌倉時代、1260年(文応元年)に建立されました。
その境内に入って左手に「龍王池」があります。龍王池には実に見事な蓮があります。毎年この時期になると30センチメートルほどの大輪の花を咲かせはじめます。
蓮は水面から茎が伸び葉も花も水面より高い位置で咲きます。朝に花を咲かせて日が高くなると花をつぼませます。
一方睡蓮は、水面に葉を浮かばせ、そこから少しだけ伸ばして花を咲かせるもので、仏教ではその蓮と睡蓮を総称して蓮華と呼んで、泥の中から茎をのばし水面に美しい花を咲かせる蓮華を象徴としています。寺院に蓮や睡蓮が多いのはこのためです。
また、蓮の葉が水滴をはじくものを「ロータス効果」と呼び、泥水においてもその撥水効果による自浄性によって葉や花がきれいな状態を保つものとなっています。
泥より出でて泥に染まらずと蓮が称されるように、こういった生態も仏教の思想と深く関わっているのですね。これから見頃の蓮の花。
早起きをして是非。
【中山法華経寺】
住所:市川市中山2‐10‐1