【中津川市・恵那市】コンクリート像、銅像…なぜ多い?今回は気になる像を集めてみました
偉人たちを称えたい想いが強いのか、中津川、恵那ともに銅像、石像、コンクリート像が多いです。
そこで今回はいくつかの像をご紹介いたします。
最初の三猿はすぐ近くに下野庚申堂があるため、設置されたもの。
ユーモラスでかわいいですね。
こちらの躍動感あふれる神馬像は坂本神社八幡宮にあります。
その参道には「木村新次郎先生之像」。貫禄がありますね。
そして、木村新次郎先生って誰?と思わずにはいられませんが、実は最初の三猿からの3作品はともに、コンクリート像作家の浅野祥雲さん作。坂本の出身です。
木村新次郎先生は、浅野祥雲さんの恩師でこの地に設置されたとのこと。
浅野祥雲さんは、関ケ原ウォーランドなど各地にコンクリート像を製作した素晴らしい作家ですが、地元では今一つピンと来ない方も多いようなので再評価が望まれるところです。
なお、先ほどの三猿の下野庚申堂構内でも、コンクリート像が見ることができますよ。
さて、次は恵那市岩村城にあった3つの銅像。
いずれも、細部まで作りこまれた銅像で、地元の熱意が感じられます。
三好学博士は明治~昭和にかけて日本の植物学の基礎を気づいた学者。天然記念物、という概念を根付かせた先駆者だそうです。
またすぐ近くには下田歌子さんの銅像。実践女子学園の設立にも力を注いだ教育者です。あの時代に女性が教育を受ける環境をつくるのは、さぞかしバイタリティーがある方だったんでしょうね。
続いて佐藤一斉さん。こちらは幕末の儒学者。渡辺崋山をはじめとする門下生が何千人といたそうで、幕末~明治時代に活躍した方々もかなりいたようです。いずれも岩村出身です。すごい人が多いんですね。
製作する方も銅像になった方もエネルギッシュに生きた方々でした。
偉人たちに想いを馳せながら、今後も気になる像をチェックしたいと思います。