かき氷なしでは猛暑を乗り切れない。ちょうどよかった。「上高地あずさ珈琲」では全13店舗で「信州贅沢素材のかき氷フェア」を開催中です。信州のフルーツをふんだんに使ったシロップと安曇野産ヨーグルトクリームとを合わせたふわふわ氷。姫路手柄店へ。

信州素材を最大限に表現したかき氷

7月上旬から始まったフェア。かき氷メニューが登場するのを待ちわびていた人が多かったよう。運営するKRフードサービスの長濵秀介さんによると「美味しい時期に美味しいものを提供したい気持ちが強くて」とのこと。
フルーツの食べごろ、気温といった事柄を考慮してなのですね。妥協しない姿勢が素晴らしい。

千姫は「ナガノパープル」を選びました。90％以上が長野県で生産されているというブドウで、シロップとトップのソースとで堪能できます。

ブロック氷を機械で削り、ナガノパープルのシロップをかけて、を繰り返すこと3回。

削りたてで、ふわふわ。

シロップは、みずみずしく力強い甘味に少々の酸味と豊かな香り。さすがは黒ブドウの王様。『シロップ、隠し味に蜂蜜を加えた安曇野産ヨーグルトクリーム、ソース、氷』が混ざり合ったところに最大限、信州素材が表現されている。開発者の創意工夫にまで思いを馳せました。
フェアは9月1日まで。

さりげない配慮から上品な空間や味わいが

上高地といえば、国内有数の山岳リゾート地。時間が止まったようなひとときを過ごしてもらえるように、と店内には時計がありません。すべてのスタッフの腕にも時計が見当たりません。

木材や自然石、緑の植物もあしらわれ、雄大な自然の雰囲気をもたらしています。

定食はパン好きにもお米好きにも対応できるメニュー。
千姫が決まってオーダーするのは「山賊焼き定食」。個性的な鶏もも肉の風味は、長野県の醤油を含む調味料に一晩漬け込んで仕上げていると聞きました。

今回は初めてモーニングを。「軽井沢ソーセージセット」の信州りんごバタートースト！　トーストはりんごバターの香りがほわんと口内へ広がる。ソーセージはパリッとジューシー。

パンは店内で焼きあげ、野菜は一つ一つ手切りしてフレッシュさをそのまま提供できるような仕様も。

内装も料理も、さりげない配慮から上品な空間やワンランク上の味わいが生まれていると知り、感心しました。

秘められた情報に愛着が湧き、訪ねる頻度がアップしそう。