エネルギーを生み出せ「コエンザイムQ10」
|20歳を境に低下するコエンザイムQ10
年々疲れやすい、中々体重が落ちないなど、その原因はエネルギーを作り出す機能が低下するためとも言われます。「L-カルニチン」は血中にある遊離脂肪酸を細胞に輸送する役目持ちますが、40歳以降減少は著しく必要な物質です。同様に今回紹介する「コエンザイムQ10」も20歳に減少し、40歳以降はさらに加速します。
|エネルギー(ATP)を生み出すサポート
ランニングなどの有酸素運動において、酸素と糖、脂肪、乳酸などを材料に細胞のミトコンドリアにおいてクエン酸回路経て電子伝達系に伝わりエネルギーである「ATP」を生み出します。この電子伝達系を活性化してくれるのが「コエンザイムQ10 」になります。
|エネルギー効率が悪くなるので代謝も低下
「コエンザイムQ10 」はよく美容に良いと言われますが、単純にエネルギー効率が悪く代謝も低下します。運動も若いときと同じ運動強度でも「ATP」を作り出す作業が悪ければ疲れやすくなります。そこで食事から多く摂取する必要があります。特にイワシに多く含まれますが、1日100mg摂取が推奨されますが、残念ながらイワシだと26匹も食べるのは現実的ではありません。そこでサプリメントもうまく活用しましょう。
|やっぱり運動しないと効果はありません。
「コエンザイムQ10 」を摂取すれば、美容やダイエットに良いかと言うと「ATP」作りは有酸素運動が大事です。従って運動が必須になります。「L-カルニチン」「CLA(共役リノール酸)」とともに脂肪を分解、運搬し、ミトコンドリアで「コエンザイムQ10」活用しエネルギーを作り出せば代謝向上が望めます。更にマラソンにおいてはエネルギーを多く生み出せれば、疲れず走り続けられるので「コエンザイムQ10」を活用し自己ベストを目指しましょう。
Written by マラソン完走請負人/牧野仁です
有限会社スポーツネットワークサービス代表取締役。初心者向け走り方教室「Japanマラソンクラブ」を立ち上げ、様々な方々に走るまでの準備やケガを防ぐ走しり方などを指導。走ることを軸に、旅行(旅RUNの名付け親)や食、健康、美など提供しています。ジョギングインストラクター資格認定講座も開催。
著書;楽して走ろうフルマラソン(ランナーズ)。フルマラソンスタートBOOK(エイ出版)。目からウロコのフルマラソン完走新常識(実業之日本社)など多数。
テレビ;「ラン×スマ(NHK BS)」「ソレダメ(テレビ東京)」など出演。
「相棒」「警視庁・捜査一課長」などランニング監修。
雑誌;Tarzan(マガジンハウス)ランニングスタイル(エイ出版)MONOQLO(晋遊舎)など、監修
YouTubeチャンネル:ビギナーランニングマガジン / 完走請負人牧野.