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静岡県 9月17日から18日は台風から変わった低気圧の影響で大雨か

伊藤麻衣気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属
9月15日午後3時の台風14号の雲の様子(提供:ウェザーマップ)

台風14号の進路は

台風14号が東シナ海にしばらく停滞しています。台風を流す風がなく東シナ海に長くとどまっていますが、9月17日には偏西風に乗り、次第に動き出しそうです。17日午後3時には対馬近海で温帯低気圧に変わり、その後、低気圧は日本海沿岸に進みそうです。

台風から変わった低気圧の影響で17日から連休初日の18日にかけては大雨になったり、風が強まる恐れがあります。

台風14号の進路予想(提供:ウェザーマップ)
台風14号の進路予想(提供:ウェザーマップ)

雨のピークは19日の午前中か

雨の予想を12時間ごとに見ていくと、17日午前6時ころにはすぐ西に雨雲が予想され、次第にかかってきそうです。

17日午前6時の雨雲の予想(提供:ウェザーマップ)
17日午前6時の雨雲の予想(提供:ウェザーマップ)

17日午後6時には広く雨で、山沿いの地域を中心に雨が強まるでしょう。

17日午後6時の雨雲の予想(提供:ウェザーマップ)
17日午後6時の雨雲の予想(提供:ウェザーマップ)

18日に日付が変わると発達した雨雲が県内を通っていく予想で、18日午前6時、広い範囲で雨や風が強まりそうです。

18日午前6時の雨雲の予想(提供:ウェザーマップ)
18日午前6時の雨雲の予想(提供:ウェザーマップ)

18日の午後6時には雨は東へ抜けるでしょう。

18日午後6時の雨雲の予想(提供:ウェザーマップ)
18日午後6時の雨雲の予想(提供:ウェザーマップ)

雨が一番強まるのは今のところ18日の午前中となりそうです。

雨が強まるのは風の収束が原因か

18日の午前中に雨が強まる予想ですが、これは低気圧が近くを通るとともに静岡県が風が合流する場所になりそうだからです。

18日午前6時の風の予想を見てみると、東の高気圧を回る時計回りの風と低気圧の反時計回りの風がちょうど静岡県で合流しています。しかもこの風が強いです。

地上付近で風が勢いよく合流すると空気が上昇します。低気圧周辺の雨雲がかかりますが、この雨雲が発達しやすいんです。

18日午前6時の風の予想(提供:ウェザーマップ・筆者加筆)
18日午前6時の風の予想(提供:ウェザーマップ・筆者加筆)

まだ先の予報なので、風が本当にぶつかるのか、雨のピークの時間などは変わる可能性があります。ただそれでも今のうちから大雨に備えておくと安心です。

日付が近づけば様々な情報も出てくるので、こまめに最新の情報を確認してください。

気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属

静岡県御前崎市出身。2011年に気象予報士資格を取得。2014年にNHK広島放送局で気象キャスターをはじめ、2017年からは地元のNHK静岡で気象キャスターを務める。たっぷり静岡(平日・午後6時10分~)に出演。地域に根ざした天気や、天気というフィルターを通すと気づく静岡の魅力をお伝えします。

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