うつ病だった私が好調をキープできるようになった理由
こんにちは!保育士ごんちゃんです。
現在、保育士として地域の公民館や療育教室で親子遊び講座をしたり、地域の保健師さんと一緒に子育て講座にまわったりするような働き方をしながら、子育てに関する情報発信をしています。
今回はうつ病だった私が好調をキープできるようになった今、日々意識していることをお話します。
▼好調を保つ秘訣は無理せずしっかり休むこと
無理せず自分の心の声を聞こう
私は10年前に初めてうつ病を発症し、一度回復してまた4年前にうつ病を再発した経験があります。現在は最後の通院から2年ほど経ち、心身ともに健康に日々穏やかに過ごせるようになりました。
2度のうつ病経験により、私は日常生活を知らず知らずのうちに無理しがちで、がんばりすぎる傾向にあることに気づきました。
そのため特に育児が始まってからは「無理しない」ことをモットーに、がんばりすぎない練習を重ねていきました。
それによって現在は、自分の心身の状態を無視しないで、日々の生活で無理をせず持続性が高い選択をするようになりとてもラクに生きられるようになりました。
ちなみに私は幼い頃からなんでも完璧にやろうとする性格でした。そして特に学校教育を通して「がんばること=良いこと」だと無意識のうちに思うようになっていたのです。
私たちは学校生活で、休まず登校することや、課題やがんばってこなすことが勤勉で良いと教えられますよね。「キツかったら休んでいい。無理しなくていい。」と言ってもらえた経験は、「がんばってやるべき!」と言われた経験に比べて少ないのではないでしょうか。
しかし私は人生を生きるうえで「こうするべき」という正しさや、「がんばらなきゃ」という義務感が強すぎるととても生きづらくなってしまうと感じています。
自分の心の声を聞いて「私はこうしたい」という気持ちを無視しないようにすることが、自分のやりたいことを実現することにもつながるうえ、好調をキープできる要因でもあります。
疲れたら休んでまた再出発
責任感が強く他人に迷惑をかけられないと思う気持ちが強い方ほど、学校や仕事、育児や家事を休むことに罪悪感を抱えてしまうことはないでしょうか?
私が4年前仕事をしていてうつ病になった時はまさにこの状態でした。仕事がとても忙しく、毎日のように残業していて持ち帰り仕事もある状態。頭の中は毎日仕事のことでいっぱいで、休日も身体も心も安まりませんでした。
「きつい。やめたい。でもやらなきゃ。迷惑をかけられない。」という思考でギリギリまでがんばってしまい、交通事故を起こして初めて自分の異常に気がつきました。
当時の私にとって、うまく休むことはがんばり続けることより難しかったのです。自分の精一杯でがんばることより、うまく力を抜いて休み休みやること、一見精一杯でがんばるほうがパフォーマンスが良いように思えますがそれは違いました。
精一杯でがんばりすぎると、一度折れてしまうと立ち直るのにかなり時間がかかってしまいます。長距離走もそうですよね。全速力でずっと走り続けることは不可能です。
間に給水をしたり、歩いて息を整えたり、休憩を挟むからこそまた走り出せるのだと思います。
短期的に意識的に休むことや、自分の不調を感じたらゆっくりのんびり過ごすこと、これをうまくやれるようになって私は全速力で無理しすぎることがなくなりました。
昔は休日も何か意味のあることをしなければいけないという思考が強く、だらだら非生産的な時間を過ごすことに罪悪感があったのですが、今は「しっかり休めてよかった」「これでまた明日からぼちぼちがんばろう」と切り替えることができるようになりました。
休んでいいし、無理しなくていい。自分を労って休むことは、長い目で見て好調をキープしてくれると思います。
▼人の目を気にせず自分軸で生きる
私のメンタルが安定してあまり何事にも動じなくなったもうひとつの要因は、自分軸で生きられるようになったことです。
「人にどう思われるか」や「こうするべき」という他人軸な生き方をやめたことで、自分は自分と思えるようになって、人間関係や仕事など全てにおいてとてもラクに考えられるようになりました。
私は昔から人に嫌われるのが怖かったので、自分の悪口や陰口を聞いたり、誰かにマイナスな評価をされたりするととても落ち込んでいました。
初めてうつ病になった10年前は、就職活動で自分が評価されることに惑わされすぎて、自分の存在意義や自分のやりたいことを見失ってしまいました。まさにこの時は他人軸で生きていたのです。
しかし今は、万人に好かれる必要はないし、自分のやりたいことをやってそれに魅力を感じてくれる人が1人でもいればそれでいいと思うようになりました。
インターネット上で発信をしていれば反対意見や批判をいただくこともありますが、「それはその方の価値観で、そういう考え方もあるんだな。私に非があるところがあれば反省して次にいかそう。」と考えてそれで終わりです。
必要以上に自分を責めたり、他人の評価に惑わされることが減って、メンタルの好調をキープできるようになりました。
私は嫌われることが怖かった時、「2:6:2の法則」というのを知って気が楽になりました。
これはパレートの法則と言って、もともとはビジネスの組織づくりで言われている話です。集団において、全体の2割の人が意欲的に働き、6割が普通に働き、残りの2割が怠け者になる傾向が高いという法則です。
そしてこれが人間関係においても当てはまります。どんな環境においても必ず「自分と合わない人」っていますよね。職場や学校、ママ友、サークルなど、どんな環境でもなぜか自分とは合わない人が誰にでもいるんじゃないかと思います。
先程の「2:6:2」の法則を人間関係に当てはめると、自分の事を好きと思ってくれている人が2割存在し、6割はどっちでもなく、そしてその他2割が自分の事を嫌いと思う人であるということです。
私はこれを知ってから、万人に好かれようとしてがんばっても報われないことがある、自然の摂理について納得しました。そして好かれようとして無理をすることがなくなって人間関係がラクになりました。
自分と合わない人と無理して仲良くせず、適度な距離を保つようになったことで、人間関係で悩むことも減って心をすり減らすことがなくなりました。
世の中には「たくさんの人に好かれている人や好感度が高い人が嫌い」という人もいるくらいなので、本当に全員に好かれるのは無理だと心から納得しました。(笑)
自分のことを大切に思ってくれる人のために、自分の時間や気持ち、エネルギーを使うことは、心の健康を好調に保つためにとても大切なことだと感じています。
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今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう!