Apple Watch バンドの汚れを手洗いする方法。定期的なお手入れで清潔に!
iPhoneと一緒にApple Watchも日々活用している方が、近年増えてきたように思います。
そんな、Apple Watchユーザーの皆さん!
日頃装着しているバンドのメンテナンスをしたことはありますか!?
Apple Watchのバンドは、基本的に長時間にわたり腕と直に接触している状態。
見た目は普通でも、意外にかなりの汚れが付いている可能性があります。
特に、汗をかきやすい夏シーズンや、日常的に水仕事を伴う家事をする方は、嫌なニオイを感じてしまうことも・・・
そこで、汚れが付着しているApple Watchのバンドは、定期的に洗浄・清掃・メンテナンスすることをオススメします!
今回は、Apple Watch バンドのお手入れ方法に焦点をあて、詳しく解説します。
【この記事でまとめていること】
・Apple Watch バンドの素材別の洗い方
・手洗いでApple Watch バンドを洗浄する方法(実例)
・手洗いによるお手入れ前後のバンド見た目の変化
素材別に異なるApple Watch バンドの洗い方
いざ、Apple Watchのバンドを清掃・メンテナンスしようにも、慣れない作業となると色々疑問が浮かぶもの・・・。
- ネットに入れれば洗濯機で洗濯して良いものか…
- 洗濯機洗いはダメそうだけど、手洗いはどんな手順ですれば良いのか・・・
- 洗濯洗剤は使っても良いのか・・・
などなど、意外と分からないことが多いかと思います。私もそうでした。
結論から言うと、Apple Watch バンドの洗い方は、その素材に応じて、大きく3つの洗い方に分類されます。
以下、Appleの公式サイトで紹介されているApple Watch純正バンドのお手入れ方法を参考に、筆者なりの理解で簡易的にまとめています。
(参考情報:Apple公式サイト[外部リンク])
【ソロループ、プレイデッドソロループ、スポーツバンド、スポーツループ、オーシャンバンド、アルパインループ、トレイルループ】
(※本記事では、「トレイルループ」の手洗いメンテナンス実例を後半で紹介します)
- 糸くずの出ない柔らかな布でバンドを乾拭き
- 必要に応じて布を軽く水で湿らせ水拭き(低刺激低アレルギーのハンドソープ使用可)
- 柔らかな布でよく拭き、乾いたら完了
【レザー製バンド】(レザーリンク/モダンバックル等)
- 糸くずの出ない柔らかな布でバンドのレザー部分を乾拭き
- 必要に応じて布を軽く水で湿らせ水拭き
- バンドを十分に乾かして完了
※レザーを直接流水などで濡らすのは厳禁(耐水性なし)
※直射日光・高温多湿環境は避ける
【ファインウーブンバンド】 (マグネティックリンクやモダンバックル等)
- 空の清潔な容器に液体洗濯洗剤5ml(小さじ1)と水250mlを混ぜ合わせる
- 糸くずの出ない柔らかい布に[1]で作成した洗浄液を軽く浸して絞り、1分ほど優しく拭く
- 別の柔らかい布を流水で軽く湿らせ、バンドを水拭き
- さらに別の乾いた柔らかい布を使い、バンドを拭いて乾かす
- バンドを寝かせて、丸一日しっかり乾かして完了
※ファインウーブンバンドを直接水に浸すのは厳禁(耐水性なし)
【その他のすべてのバンドやバックル】(ミラネーゼループ/リンクブレスレットなど)
- 糸くずの出ない柔らかな布でバンドを乾拭き
- 必要に応じて布を軽く水で湿らせ水拭き(低刺激低アレルギーのハンドソープ使用可)
- 柔らかな布でよく乾拭き、乾いたら完了
Apple Watch バンドの手洗い手順に共通すること
どの素材のバンドの洗い方にも共通しているのは「柔らかな布を使い、乾拭きまたは水拭きする」という点です。
例えば、マイクロファイバー系のクロスやタオルなど、繊維質が柔らかい布で乾拭きまたは水拭きするのがオススメです。
掃除グッズといえば、その辺にあって何かと便利に使えるティッシュペーパーが代表的ですが、これを使うと、紙クズがバンドに付着するほか、ティッシュ表面の意外と粗い素材によりバンドやApple Watch本体を傷つけてしまう可能性があるため、避ける方が無難です。
また、シリコン系素材、金属系素材、布系素材のバンドなら、通常の家庭用ハンドソープであれば使用しても大丈夫です。
手軽に使えるアルコールティッシュ・ウェットティッシュ等の「除菌系シート」は使っても良い!?
ササッと手軽な掃除に使えるアルコールティッシュや除菌のウェットティッシュで、Apple Watch バンドの汚れを拭き取ったり・・・
お手入れの消毒剤で菌を除去して清掃できると便利ですよね。
以下の消毒剤を用いた外表面の優しい拭き取りであれば、使用OKとされています。
【使えるお手入れ消毒剤】
・70 % イソプロピルアルコール含有ワイプ
・75 % エチルアルコール含有ワイプ
・クロロックス除菌ワイプ (Clorox Disinfecting Wipes)
【使用できるバンド】
・ソロループ
・スポーツバンド
・Nike スポーツバンド
・オーシャンバンド
・金属製バンド
※布製や革製のバンドはNG(×)
ただし、「70 % イソプロピルアルコール含有ワイプ」と「クロロックス除菌ワイプ 」は主にアメリカで多く使われている除菌シート製品で、日本ではあまり流通していないのが現状。
日本で主に使われる除菌用アルコールは「エタノール(=エチルアルコール)」由来のものが多いので、除菌系シートを使って清掃する場合は、使う製品の成分表示が使えるお手入れ消毒剤の成分と合致しているか、必ず確認ししてみてください。
トレイルループを実際に洗浄してみた!
筆者がほぼ毎日使用している「トレイルループ」は、黒メインのカラーなので、一見汚れは分かりにくいのですが、オレンジのストラップ部分を見ると、黒ずみがクッキリ…
かなり汚れがたまっている状態です。
これを今回は「手洗い」してみます。果たしてどれほどキレイになるのか!?
Apple Watch バンドの表面を押し込むように水拭き
Apple Watch本体からバンドのみを取り外ししたら、用意した柔らかい布(今回は使い捨てタイプのマイクロファイバークロス)を湿らせ、水拭きします。
水拭きで表面汚れをゴシゴシ拭き取るというよりは、バンド表面を軽くポンポンと小刻みに優しく押し込んで、叩き洗いのような感覚で汚れを浮かすように清掃します。
水拭きだけではオレンジ色ストラップ部分の汚れ落ちが悪かったので、ほんの少しだけハンドソープ投入もしました。
バンド表裏それぞれを2〜3分くらいかけて前述のような「軽い叩き洗い」します。
水拭き作業が終わったら、最後に表面の残っている水分がないよう、よく乾拭きします。
これで手洗い作業は完了です。
乾拭き仕上げしたら、よく乾かして完了!
こちらは水拭き終了直後の状態。
わずか5分くらいの水拭き・乾拭きという簡単なお手入れで、黒ずみが分からないほど汚れが落ちました。
乾燥前の状態でも歴然の差を感じるほどキレイに汚れ落ちしていることが分かるかと思います。
あとは直射日光の当たらない場所でひたすら干すだけ。
今回は余裕をみて、室内干しで丸1日(24時間)乾かしました。
室内の気温条件やApple Watchバンド自体の素材に起因しますが、概ね半日くらいあれば乾くと思います。
そして、手洗いメンテナンス全工程が完了したトレイルループの状態はこちらです。いかがでしょうか!?
さすがに使用感はそのまま残っていますが、洗浄前のバンドと比べて、見た目はみちがえるほど綺麗になりました。
特に、トレイルループのオレンジ色ストラップ部分の黒ずみ汚れはほぼ無くなり、洗浄の効果を実感できます。
見た目のキレイさはもちろん、このお手入れによってバンド全体が清潔になったと思うと気持ちも晴々します。
Apple Watch バンドのお手入れは定期的に!
Apple Watch バンドのお手入れを通して感じたことは、予想外にApple Watchバンドが汚れていたことと、そして簡単な手順の手洗いメンテナンスでApple Watchバンドを綺麗な状態に維持できることです。
お手入れ期間の目安としては、1週間に1回くらい行う頻度で良いかと考えます。
注意点としては、Apple Watchバンドの清掃後は、それ自体が完全乾燥するまでの時間、Apple Watchバンドが使えなくなります。
なるべく時間的にゆとりがある時にメンテナンスを行うか、代替えのApple Watchバンドを用意しておくとよいでしょう。
今回お手入れした方法は、Apple公式サイトでの掲載情報を参考に、筆者なりの解釈で解説・実例紹介をしています。お手入れする前には、必ずApple公式サイトの情報を確認してください。
またApple純正バンド以外を使用している人は、メーカーによるバンドの取扱説明をよく確認してから行ってください。
(参考情報:Apple公式サイト[外部リンク])