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外部モニターは「LG gram +view」で十分?大画面16:10比率が至高すぎるモバイルモニター

ロピログテックライター

公私ともにもっぱら巨大な外部モニターに依存しきっている近ごろ。少しでも出先と自宅の作業性を平したいなってことで、家でも外でもサクッと画面拡張できるいい感じのモバイルモニターを漁っていました。

そんな中、ふらっと立ち寄った量販店である製品の展示品が格安で売られているのを発見。思わずつれて帰って来ちゃいました。それが、LGの「gram +view」。

大画面&縦に長い表示領域

サイズは16インチで解像度は2,560×1,600ピクセルのWQXGA。パネルはIPS方式でDCI-P3を99%カバーしています。

単純に画面が大きいってだけでなく、アスペクト比が一般的な16:9ではなく、スクエア寄りの「16:10」という縦方向に長い比率になっています。WordPressやチャットツールなどではこの160ピクセル分の表示量の差が結構体感できるんですよね。スクロールの回数も断然減りますし、一度使ったら戻れなくなる快適さがあります。

軽すぎてびっくり

そして、軽い。本体のみで約670g、同梱のスタンドを兼ねるカバーを付けても約990gです。16インチの大画面をカバー込み1kg未満で持ち出せるって、昨今のモバイルモニターの新陳代謝すごすぎません?

かといってチープってわけでもなく、PC本体のような極めてリッチな質感。展示品を実際に触った時点で「あ、もうこれだわ」ってなりました。

薄い、軽い。
薄い、軽い。

8mmという極薄設計とのトレードオフか、スピーカーは非搭載。まあ必要な時はPC側から音を出せば良いのでそこまで気になりませんけどね。

映り込みの少ないアンチグレア

頭の上の照明や背後の窓から明かりが反射してせっかくのディスプレイが無力化するってことありません?その点LG gram +viewは映り込みにめっぽう強いので、そうした環境でも視認性を損なわないのが嬉しい。光沢液晶に比べて長時間画面を見続けたときの目の負荷も断然やさしいです。

MacBookのグレア液晶と比べても反射が少ない
MacBookのグレア液晶と比べても反射が少ない

色再現度はDCI-P3カバー率99%と非常に高く、見るからに色が美しい。

MacBookと並べても遜色がない。というより僕が普段使っているM1 MacBookを超えるカバー率なので、写真や映像のカラグレにも十分なスペックといえます。それこそ僕のような「主にWordPressやOffice作業、趣味でRAW現像」みたいな用途においてLG gram +viewで心許なく感じるシーンは皆無でしょう。

縦置きもOK

モニターの縦置きもできるということで試してみたところ、これがまたWordPressと相性が良い。表示領域が広がることで記事全体の構成を一目で把握できたり、前後の文章のつながりを意識しやすかったりと非常に有用に感じました(この原稿もLG gram +viewで書いてる)。

また、Windows PCであれば専用アプリの設定から自動回転も可能。用途に合わせて頻繁に向きを変えたい人には嬉しすぎる仕様ですね。なお、macOSはアプリ提供自体ないようなので、その都度OSの設定で縦回転にする必要があります。残念。

ちなみに縦置きする場合はケーブルが上に飛び出る形になり少々不恰好だったので、L字コネクタをかますことでスマートになりました。

映像入力はUSB Type-Cのみ

接続端子は「USB Type-Cが2基のみ」という最小限の構成。HDMIやイヤホンジャックの類は一切ありません。つまり、あくまでPCの画面を拡張する業務用途のモニターというところは注意が必要。

ただ、USB Type-Cポートは左右両方に1基ずつ(どちらでも映像投影可能)備え、モニターをPCの右側、左側どちらでも好きに展開できるのが非常に取り回しやすいです。

ちなみに、僕が格安で買ったこちらはパススルー供給に対応しない一世代前モデル。そもそもサブモニターを置いてPCを開く際は基本的にPC側に電源供給している状態なので、僕は「安さ」で性能差がほとんど無い旧モデルを選んじゃいました。もし使ってるPCにType-Cコネクタが一つしかない場合は、無難にパススルーに対応した新モデルを選んでおくのをおすすめします。

一度使ったら手放せないポータブルモニター

自宅では同じくLG製の27インチディスプレイを長く使っていましたが、ここ数日14インチMacBook ProとLG gram +viewの2枚に置き換えたところ、大満足。

左右どちらからでも接続できるのは取り回し最高ですし、いざとなれば16インチの高画質モニターをストレスなく持ち出せるのはやはり魅力的。あと、モバイルモニターって基本的にブラックカラーのものばかりですが、背面カラーにシルバーを採用しているのもLGならではというか、異色な存在ですよね。

メーカー価格は4万円台半ばと一般的なモバイルモニターと比べて高価ですが、そもそもの色味の正確性や筐体の完成度、さらに保証が3年付いてくることを考えればこの価格にも納得感があります。

一度使ったら手放せない、快適すぎるポータブル作業環境。気になった方はぜひLG gram +viewチェックしてみてください。

Editor:ロピログ
ワークスペースのモノ・コト、ガジェットを使いこなすための「ヒント」を発信 。月間20万PVのデジタルマガジン『LOPYLOG』運営。X『@LOPYLOG』

テックライター

大阪府出身のガジェット好きライター夫婦。ワークスペースのモノ・コト、暮らしが身軽になる便利アイテムをギークな視点で紹介!ブログ「LOPYLOG」運営。

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