【どうしてこうなった】設定上は強化版なのにガンプラとしては劣化版?
こんにちは!
ガンプラをライフワークとするモデラ― シゲユキです。
当記事では、ガンプラの「製品構成」や「ギミック」などを紹介しています!
今回のガンプラは、「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」より、
ズゴックE です!
最寄りのプラモデルお取扱店でお買い求めいただけます。
ネットではガンプラの高額転売が横行していますので、購入価格には十分ご注意ください。
HG(ハイグレード)
ガンプラで最もスタンダードな1/144スケールのブランド。
HGUC(High Grade Universal Century)
宇宙世紀を舞台にしたガンダムシリーズ。
◆前後ショット◆
【ズゴックE】
一年戦争の最中、ジオンの「統合整備計画」によって生まれたズゴックの改良機。
もともと高性能だったズゴックの「完成形」とも言える機体で、当時の水陸両用MSとしては最高クラスの性能を誇ります。
ジオン(ジオン公国)
ガンダム作品に登場する架空の国家。作中では一般的に敵方。
ちなみに機体名に付く「E」は「Eexperiment(エクスペリメント)」の略で「試験機」を意味します。
◆サイズ比較◆
HGUC版ガンダム(バンダイホビーサイト)と並べるとこんな感じ。
設定上の全高は、当機が18.4mで、ガンダムは18.0m。
スケールはいずれも1/144です。
ちなみにこのガンダムは縮尺がほぼ正確なので、スケールの誤差を確認するのに便利!
◆先代機と比較◆
設定上の先代機「ズゴック」と並べてみました。
外観上は、アーマーの追加やデザインの違いで「いかにも強化版」みたいな雰囲気を醸し出しています。
ただ製品としては、先発のズゴックより明らかに劣る内容…。(後述)
※「HGUC No.006 ズゴック」は1999年11月発売。
◆パーツ構成◆
成形品 x 4、ポリキャップ、シール。
ポリキャップ
主にプラモデルの関節部分に使われる、柔軟性があって摩耗しづらいPE(ポリエチレン)製のパーツ。
シールは 通常のホイルシール。
凹凸が多くて見栄えがよくないので、部分塗装がお勧めです。
あとこのジオンマークはフチが目立ちますね…。
ここはマーキングシールにしてほしかったことろです。
ランナーの大きな写真は以下をご参照ください。
HGUC ズゴックE [MSM-07E] 039(当方のブログです)
◆付属品◆
本体以外の付属品は…、
一切ありません。(;^_^A
以下、キットの特徴的な個所をご案内します。
フレキシブルベロウズリム
腕部は「フレキシブルベロウズリム」と呼ばれる蛇腹構造になっています。
ただガンプラとしては、
芯に外装を通しているだけで無可動です。
ちなみにズゴックのガンプラは、実際に蛇腹構造が再現されていました。
後発の製品が性能で劣るというのは、なんとも残念…。
バイスクロウ
簡易マニピュレーターを兼ねた爪。
4本とも個別に動きます。
中央に開いている穴は「ビームキャノン」です。
バックパック
着脱式の水中ジェットパック。
同時期の水陸両用機「ハイゴッグ」も同じものを装備していました。
実際に着脱可能です。