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ここまで来たか…UGREENの300W&5ポート充電器がデスク設置に最適だった

ロピログテックライター

「デスク設置型充電器の最適解」と巷で噂のUGREENの急速充電器Nexode 300Wをレビュー用に提供してもらったので、使用感をチェックしていきます。

ロピログではこれまでも様々な急速充電器をレビューしていますが、今回の充電器は「300W」と大出力です。どちらかというと「デスクに1つ」といった趣旨の製品になりますが、出力の分配をあれこれ考えずノートPCやタブレット、スマートフォン、ゲーム機などまとめて急速充電できるのが特徴です。デスク据え置きで使う最強充電アダプタがほしい方はぜひ参考にしてみてください。

UGREEN Nexode 300W

こちらがNexode 300W本体。メーカーロゴの下に充電ポートがズラリと並びます。ゴム足が底面にしかないので基本は縦置き推奨だと思いますが、横置きでも使用自体は問題なさそうです。

USB-C対応のデバイスを4台同時に充電できることにくわえ、USB-A対応の端末もカバーでき汎用性が高い充電器でもあります。一般的に急速充電器というとコンセントに直挿しで使うものが主流ですが、「最大300W」と規格外の容量であるNexode 300Wは付属の電源ケーブル(1.5m)を接続して使用します。

本体サイズは約112×93×53mmとギリギリ片手で持てる大きさに収まっていますが、重量は約1.2kgとそれなりにズッシリくる重さです。

とはいえ、この充電器は外へ持ち出して使うより、デスクなど特定の場所で据え置きで使うことを想定されてるので、むしろこの重量のおかげで位置ズレなく安定して設置できます。底面には滑り防止のゴム足も付いているので、本体にたくさんケーブルを接続しても、またケーブルを脱着する際も安定性は申し分ありません。

デスクシェルフの端にNexode 300Wを設置してみました。まあ露出する場所でなくとも「デスクのどこか」に配置すればいいんですが、サイズ的に収まりが良かったので今回はここに設置。

肝心の充電性能ですが、1デバイス接続時の各ポートの出力は以下のとおりです。

一番上からそれぞれ140W・100W・100W・45W・22.5Wで、接続するポートに応じて合計300Wまでの範囲で調整されます。各ポートの最大出力と、全5ポートを組み合わせて使用する場合の出力パターンについては、あれこれ説明するより下の図を見ると一目瞭然かと思います。

特徴としては、まず一番上のUSB-Cポートと、USB-Aポートの出力はどんなシチュエーションでも優先される仕様になっています。つまり、全5ポートに端末を繋いだとしても一番上のUSB-Cポートは140W出力、USB-Aポートは22.5W出力で固定。二番目のUSB-Cポートも最低60Wで維持されるので、ノートPC2台分を十分な速度で充電できるということになります。

実際にUSB PDに対応したMacBook Pro 14インチ、iPad Pro 11インチ、iPad mini6、iPhone 15 Proの4台(+USB-AポートにはなぜかLEDランタン)を接続してみたところ、最大100W+30W+20W+15Wといずれも急速充電できました。これだけのデバイスを接続しても余力があり余っている状態なわけですが、毎日使う端末たちを一箇所で一元管理できる快適さったらないですね・・。

で、個人的に驚いたのが発熱周り。

コレだけの端末を一気に高出力充電するとそれなりに熱を帯びるはずですが、5台同時接続状態でも比較的発熱せず使用できました。

複数デバイスの充電時は一定発熱するものの、「常時温度検知 独自冷却技術」と「加熱保護技術」を搭載することで温度変化をリアルタイムで監視・調整しているのだそう。この手のマルチポートの急速充電器の中ではかなり工夫されている部類のはずなので、長期使用を想定してもかなり安心感がありますね。

最大5つのモバイル機器を同時に充電できるUGREEN Nexode 300W。複数のデバイスを同時充電しても出力が落ちにくい&発熱しにくいのはやっぱり扱いやすいです。1週間デスクに置いて過ごしてみましたが、出力配分やポートの位置をあれこれ考えずノートPCやタブレットを急速充電できるのはとにかくラクでしたし、何よりデスク周りがごちゃつかず気分も見栄えもスッキリ過ごせました。

一般的にイメージする急速充電器よりワンランク高価な価格帯ではありますが、「パワフルな充電器ひとつで充電環境を一元管理したい。」そんな人は、UGREEN Nexode 300Wを選ぶのもありだとおもいます。気になった方はぜひチェックしてください。

Editor:ロピログ

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