【東久留米市】下里3丁目にある「黒潮屋」は、幻の「柳久保小麦」を使ったラーメンを食べられるお店です。
下里3丁目にある「黒潮屋」は、幻の「柳久保小麦」を使ったラーメンを食べられるお店です。
「柳久保小麦」は1851(嘉永4)年、東久留米市柳窪に住む奥住 又右衛門(おくずみまたえもん)が、旅先から持ち帰った一穂の麦から育てたと伝えられています。
その小麦が良質であることが評判となり、「又右衛門種」あるいは「柳久保小麦」と呼ばれ、良質な小麦粉が出来ることからうどん用としても人気が高まりました。
「柳久保小麦」は病気に強く麦の草丈が高いために、農家の藁葺き屋根にも利用されましたが、草丈が高いことから強風によって倒れやすく、栽培に手間がかかる上に、他の品種と比べると収穫量が少ないため、1942(昭和17)年には、いったん生産が途絶えてしまいました。
やがて月日が流れ、奥住 又右衛門の子孫にあたる奥住 和夫氏が、1985(昭和60)年頃、「柳久保小麦」を復活させて東京に広めたいと願い、農水省生物資源研究所に保存されていた種子を譲り受けて栽培を開始し、やがて「柳久保小麦」は復活しました。
なお、この「柳窪小麦」は2019年8月10日(土)に放送された「出没!アド街ック天国」にも東久留米市のブランド小麦として紹介されています。
上の写真はメニュー一部です。
なお、昨今の物価高騰に伴い、金額が変わっている場合もありますのでご注意ください。
「黒潮屋」は麺の太いメニューが多いので、多少ゆで時間がかかったりするようです。
また、丼物のふちが大変熱くなっているそうなので、火傷にはご注意ください。
「黒ボナーラ」はいわゆる「油そば」や「まぜそば」と言われるもので、麺は太くて弾力のある麺を使用しており、魚介系のタレと上にまぶしてある海苔を麺に絡めて食べます。
味変用にゴマ油とラー油もありますので、お好みに合わせて使用してください。
黒つけ麺塩は麺を極太麺にしたので麺をゆでる時間が多少長くなり、10分くらい待って「黒つけ麺塩(極太麺)」が運ばれてきました。
つけ汁は魚介と豚骨を合わせたような感じで、岩海苔がつけ汁の中に甘みを出しています。
モチモチとして弾力のある麺は、例えるなら細めのうどんのような食感でした。
「黒潮屋」では車は近くのコインパーキングに停めると、駐車料金を一部負担して頂けます。
その際は、必ず駐車証明書をお持ちください。
皆さんも「黒潮屋」で東久留米特産の柳久保小麦を使った麺を食べてみませんか?
店舗名 黒潮屋
住所 東京都 東久留米市 下里3丁目17−12