「APPLE COM BILL」とは?不正利用された時の対象方法などについても解説!
クレジットカード明細の見慣れない請求元「APPLE COM BILL」とは?
不正利用されてないか心配…
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APPLE COM BILLとはなんぞや
クレジットカードの明細に「APPLE COM BILL」という名前があって「あれ?」と思われるユーザーもいるかもしれませんね。ちょっと由来というか、元が分りにくい名前ではあると思います。請求元を一瞬疑う方もいるかも。
ですが請求元に関しては心配には及びません。これ、Apple社から何らかのコンテンツを購入したときの請求元の名称です。
App StoreでiPhoneのアプリを購入したとか、iTunes Storeで何らかのコンテンツを購入したとか、そういった際の料金がこの名前でクレカ経由で精算されます。
ただ、中には請求内容に覚えがないケースもあるかもしれません。そういった際にすべきことの代表的なパターンを以下で順番に解説していきます。
不正利用を疑う前に確認すべきこと
ユーザー側が意識していた各種サービスの利用金額と実際にクレジットカードに請求が発生した額に差が出ることがあるかもしれません。
この場合、可能性としてはもちろん「不正利用」「不正請求」のケースもありますが、原因がそれ以外にあるパターンの方が割合はずっと高いと思われます。ですので、まずはユーザー側の各種サービス利用状況をしっかり確認するところから始めましょう。
うっかり有償オプションを付けていないかチェック
まずは使っている有償サービスを徹底的に洗い出しましょう。
今のネットの各種サービスの基本は買い切り型ではなく「サブスクリプション型(=会費制)」であることが多くなっています。このためサービスを利用している限り、年会費または月々の利用料金が継続して発生します。
初回の支払いだけで請求が終わることはありませんのでこの点はしっかり意識しておきましょう。支払いの際の料金の表示にキチンと明記してあるはずです。
これに似たケースとして、有料のサービスの「お試しキャンペーン」が関係しているパターンもあります。わかりやすい例では今も続いているはずのYouTubeプレミアムのキャンペーンなんかもそうです。Amazonプライムのお試しもそうかもしれませんね。
この手のキャンペーンは無料のお試し期間が終わったときに契約を解除する手続きを取らないと、「自動で有料プランに移行」する設定になっているケースがほとんどです。
本当に無料のお試しだけ使いたい場合には無償期間が終わる時期をしっかり意識しておかないといけません。うっかり放置して、いつの間にか料金が発生してしまうパターンがそこそこあるようです。
継続利用をどうするかにかかわらずカレンダーアプリなどに終了日を予定として登録、リマインドしてもらうようにしておく、と言った工夫をした方が安全ですね。
あと検索パターンで割と多いようなのは、iCloudの有償プランをいつの間にか契約していたと思われるケースです。契約時に表示は確実にされていると思うのですが、ついうっかり課金状況の解説を読み飛ばしてしまうのかもしれません。
iCloudでは無料で利用できるストレージの容量は「5GB」まで。これを超える容量を使うには「必ず利用料金が発生」しますので注意してくださいね。
iCloudの利用料金も月額制で、例えば50GBプランだと毎月130円ずつ請求されます。
家族が使っていないか確認
次に確認した方がいいポイントは、APPLE COM BILLからの請求が来ているクレジットカードを、家族の他の方のApple IDに紐付けていないかどうかです。ご自身で複数Apple IDを持ち使い分けてらっしゃる場合も同じですね。
例えば子どもさんが有料のゲームを遊びたいから、と言うことでそのアプリ購入の際に一時的に紐付けたクレジットカード情報がそのままになっていた、なんてことが考えられます。
そのApple IDで何らかの有料コンテンツを購入するとAPPLE COM BILL名義の支払いが発生します。
「APPLE COM BILL」具体的な課金内容の確認方法
クレジットカードの明細表だとAppleからの請求があったこととその金額は分りますが、その先、どんな用途で発生した課金なのかまでは判断がつきません。ですがApple ID側から請求のより詳細な内容の確認が出来ます。
不明な請求が出た場合には毎回この方法を使う癖を付けておくといいでしょう。
確認の手順は次の通りです。
設定アプリの画面で一番上に表示されるApple IDの部分をタップ。
続いてApple IDのページで「メディアと購入」をタップします。
すると次のメニューがポップアップしますので「アカウントを表示」をタップ。
「アカウント設定」の画面に移行しますので「購入履歴」をタップして課金状況を確認しましょう。
不正利用の疑いが高いときに取れる対応
最後に、色々調べてみてもご自身でコンテンツ等を購入した覚えがなく、不正利用された可能性が高まったときに取る行動をまとめます。
Apple社に連絡
まずはApple社の不正請求の問い合わせ窓口にアクセスしてみましょう。
次のアドレス(https://getsupport.apple.com/solutions)から問い合わせフォームに繋がります。
こちらから状況の報告を行うことでAPPLE COM BILLからの覚えのない請求が何によるものかの調査を行ってもらい、必要であれば請求のキャンセルなどの手続きをまとめて対処してくれるようになっています。
クレジットカード会社にも報告
通常はApple社の窓口からの対処で間に合うかもしれませんが、クレジットカード会社側にも連絡を取り、場合によってはカード自体を無効にする対応を行ってもらう必要も出てくるかもしれません。
ただ、Apple社側の調査でクレジットカードに関わる何らかの情報が必要になる可能性もゼロではありませんので、Apple社、クレジットカード会社の両方と連絡を取る際には、どちらにもその旨をしっかりと伝えた方が良いでしょう。
最初にApple側の窓口とのやりとりの中で、クレジットカード会社側への連絡が必要かどうかを確認しておくのがいいかもしれませんね。
返金手続き
Appleの各種サービスで購入したアイテムは基本返金手続きを取ることが出来ます。
ただ、手続きを行ってもすべて返金処理が行われるとは限らないところには注意をしておきましょう。
当然ではありますが、返金の要求に対してはそれが正当なものであるかどうかの「審査」があります。Apple側のこのチェックを通らないケースでは返金処理は行われません。
APPLE COM BILL名義で不正請求が発生した場合には、前の節までに解説した手順でApple社に連絡を取っていればユーザー側で返金手続きを行う必要はないと思います。ですが一応こちらの手続きの方法も覚えておいて損はないでしょう。
次のアドレスから案内に従って手続きを行うことで、返金の申し込みが出来ます。
http://reportaproblem.apple.com/
途中、返金の理由などを求められますので、適切なものをチョイスしてください。
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