島田社長「2025年にNTT法廃止は求めない」に広報が火消しリリース 石川 温の「スマホ業界新聞」
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石川 温の「スマホ業界新聞」
2023/12/16(vol.544)
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《目次》
1.島田社長「2025年のNTT法廃止は求めてない」に広報が火消しリリース
----高橋社長が言質を取り、宮川社長が「安堵した」とダメ押し
2. 自民党がNTT法のあり方を検討する組織を格上げ
----次の衆院選を乗り切り、NTT法廃止にこぎ着けられるか
3.IOWNは遠隔地との漫才でも「遅延ゼロ」を実現する最強ネットワーク
----光ファイバー網が張り巡らせた日本だから生きるサービスなのか
4.今週のリリース&ニュース
5.編集後記
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1.島田社長「2025年のNTT法廃止は求めてない」に広報が火消しリリース
----高橋社長が言質を取り、宮川社長が「安堵した」とダメ押し
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12月13日に総務省で開催された情報通信審議会 電気通信事業政策部会 通信政策特別委員会は、まさに最後の10分間が見所であった。というか、最後の10分間だけで良かったかも知れない(最後の委員による長ったらしい独り言は除く)。
口火を切ったのは有識者の一人である長田三紀委員(全国地域婦人団体連絡協議会幹事)。島田社長に「個人的には今回の議論はふって沸いたように思える。NTT法を2025年に廃止するということに不安を覚えるユーザーの気持ちはどう思っているのか」と迫ったのだ。
それに対してNTTの島田明社長は「2025年に廃止するということは私たちが言っているのではなく、自民党の税務調査会が出した提言に書かれている」とコメント。
これを聞き逃さなかったのがKDDI・高橋誠社長で「いま、NTTとして2025年(の廃止)を求めているわけではない、ということで、島田社長から前向きで良い話を聞けたと思う。ありがとうございます」と確認。審議会に参加、傍聴していた全員が「NTTは2025年までのNTT法廃止を求めていないのか」と拍子抜けしてしまったのだった。
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