高槻城公園芸術文化劇場（南館）が、日本建築家協会（JIA）が選定する「優秀建築選2023」の「JIA優秀建築賞2023」を受賞しました。

高槻城公園芸術文化劇場は、老朽化した市民会館に代わる新たな文化施設として、2023年3月に開館しました。施設のコンセプトは、「ひと・まち・未来が輝く　文化芸術の創造・発信拠点」。

舞台鑑賞やスタジオ練習など、多用途で利用が可能な大小さまざまなホールやスタジオ、会議室の他、誰もが気軽に利用することのできるオープンカフェ「THE CITY BAKERY 高槻城公園」も併設されています。

施設内はバリアフリーのため、車いすやベビーカーでもスムーズに移動することができます。

高槻城公園芸術文化劇場が建設された場所は、キリシタン大名として有名な高山右近が城主を務めた高槻城二の丸跡地。

かつての高槻城を思わせる堀や塀が再現され、外壁には城下町の格子戸をイメージした縦格子の木材を張り巡らせるなど、歴史的な遺構が現代的にデザインされており、建物を見ながら周辺を散歩するのも楽しいです。

高槻城公園芸術文化劇場の入り口手前には2024年4月末にオープンしたカフェ「N+」もあるので、ドリンクをテイクアウトして巡るのもいいですね。

平日休日問わず様々なイベントが開催され、多くの人に利用されているこの高槻城公園芸術文化劇場が受賞した「JIA優秀建築賞2023」とは、公益財団法人日本建築家協会（JIA）が主催する建築賞のうちのひとつです。

日本国内における各年度の特に優秀な建築作品100点を優秀建築選として選定され、さらにその中で特に建築文化の向上に寄与し、芸術・技術面で総合的な価値を発揮した建築に対して「JIA日本建築大賞」および「JIA優秀建築賞」が贈られます。

高槻城公園芸術文化劇場は、194作品の応募の中から現地審査及び公開審査会の候補となった5作品として選定され、審査の結果、「JIA優秀建築賞2023」に選ばれました。

様々な文化芸術に触れられる他、公園の中にある劇場だからこそのんびりリフレッシュできる場所でもある高槻城公園芸術文化劇場。無料のイベントも多く開催されているため、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。