【墨田区】60年以上の歴史。休業していた立花の「 中川湯」が廃業。建物が解体されていました。
墨田区が大好き。日夜、墨田区のお得情報や美味しいお店情報を求めて、区内を自転車で彷徨う地域ニュースサイト号外NET墨田区ライターのしもべです。
2022年12月から休業していた立花6丁目の中川湯がついに解体を始めたという情報を耳にしたのは今年2024年に入ってすぐの事でした。
最初は「かまが壊れたので休みます」と張り紙をしていていましたが、最近は張り紙もなく併設のコインランドリーも同様に休業していたようです。
中川湯は墨田区の最東端、旧中川が大きく曲がったあたりの立花の住宅街にあり、ご近所の方を中心に半世紀以上にわたり、愛されていた銭湯です。
以前にも、薪不足で長期間休業することもあったようで、また再開するのかな? と思われていた方もいたようです。
2024年年始から解体が始まり、一ヶ月経過したころに足を運んでみたところ…。
都営立花6丁目アパートを過ぎてそのまままっすぐ行くと、中川湯の煙突を解体するためだろうと思われる足場が見えました。
近くの角を曲がると、もう建物が殆ど取り壊されているのが分かりました。
この日もどんどん作業は進んでいるようで、着々と解体された資材が運び出されていました。
よく見てみるとまだ、煙突の土台の部分は残っているようです。
近所にお住まいだという方がその光景を長い間じ〜っと眺めていらっしゃいました。
お声をかけてくださったので、少しお話を聞いたところ、「井戸水を薪で沸かしたお湯が最高の銭湯だった。5,60年前からよく入りに来ていたんだよ」とおっしゃっていました。
調べてみたところ、有名な銭湯ペンキ絵師である「早川絵師」が亡くなる前、最後に描かれたペンキ絵が見られる銭湯ということでも有名だったそうです。
地元の皆様に愛されてきた銭湯の廃業は残念ですね。
長い間、お疲れ様でした。
【店舗情報】
中川湯
東京都墨田区立花6丁目14−11