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「栗あん」を当初にくらべて50%も増量!人気のあの商品がファミリーマート限定で登場!

アイスマン福留アイスクリーム評論家

ども!アイスマン福留です。

なんと!昭和50年代にヒットした「里のくり」がファミリーマート限定で復刻!これは食べるしか!

フタバ食品『里のくり 復刻版』

ファミリーマート限定・数量限定の商品。フタバ食品「里のくり」の発売は1982年。東北・上越新幹線が開業し、テレビ番組「オレたちひょうきん族」や「笑っていいとも!」の放送がスタートした時期だ。また、映画『E.T.』が大ヒットし、子供たちの間では指先を合わせる「E.T.ごっこ」が大流行していた。年賀状にヘタクソなE.T.の絵を描いて送りあったのも良い思い出だ。里のくりは2007年で販売終了したが、根強いファンが多く復活要望の声も多かった。そんな「里のくり」が昨今のレトロブームに乗り見事復活!しかも「栗あん」を当初にくらべて50%も増量しての復刻だ。見逃せない!

田舎の風景が描かれた懐かしい “ふる里シリーズ” のパッケージ。趣ある昭和レトロなデザインは懐かしさと共に新しさも感じる。

フタバ食品『里のくり 復刻版』
フタバ食品『里のくり 復刻版』

袋を開けると「里のくり」が登場!ビジュアルは当時とは変わっている。昔の里のくりは外側が濃い茶色のコーチングでした。(アイスが2層だったのか、チョココーチング+アイスだったのか記憶が定かではない)とにかく、栗あん以外で2層だったことは憶えている。2013年に発売された「甘栗むいちゃいました アイスバー」に近い感じイメージだ。また、今回の復刻は初めてではなく、実は2005年にもサンクスで復刻版が販売されていた。今回はその時と同じ仕様(コーチングなしのアイス + 栗あん)になっている。

フタバ食品『里のくり 復刻版』
フタバ食品『里のくり 復刻版』

栗ペーストを使用した黄色いマロンアイス。栗の皮をむいた状態をイメージしたビジュアルってことですかね。コーティングだと苦手な人も多いし、栗の風味をダイレクトに楽しむという意味では、このシンプルな仕様がいいのかもしれない。内容量は85ml。最近のアイスバーとしては平均的なサイズといえます。

フタバ食品『里のくり 復刻版』
フタバ食品『里のくり 復刻版』

アイスは栗風味のラクトアイス。栗の風味がふわりと香る!おいしさと同時に懐かしさがこみ上げてくる。そして、アイスをかじるとドロリと溢れでる濃厚な栗あん!50%も増量だけあって贅沢なボリューム。たしかに当時はこんなに入ってなかった・・・。「里のくりデラックス」という印象だ。当時の里のくりにくらべてハイスペックになっていることは間違いないが、思い出とのギャップはそこまで感じない。なんといっても栗づくしの味わいは感動のおいしさ。やべぇーーー!

フタバ食品『里のくり 復刻版』
フタバ食品『里のくり 復刻版』

実はマロングラッセはフタバ食品の看板商品

製造はフタバ食品。同社は1972年から大粒のイタリア産栗を使ったマロングラッセを製造している。当初、マロングラッセの工業化製品は国内には存在せず、同社が高級菓子として広めたとされ、以来同社の看板商品になっている。「里のくり」や「里もなか」など栗を使ったアイスの開発には、こうした背景が関係していたのだ。

僕らが子供の頃はコンビニエンスストアは存在しなかったため、いつも駄菓子屋でアイスを買っていた。そんな駄菓子屋に並ぶお手頃価格(当時30~50円)のアイスを手掛けていたのは、今はなき「マーメイド」、おなじみ「赤城乳業」、そして「フタバ食品」だった。 “子供向けのお手頃価格アイス3大メーカー” として僕は認識している。

めっちゃおいしい!レトロブームのおかげで再開することができました。里のくり最高!復刻万歳!ありがとうフタバ食品&ファミリーマートさん!この機会は絶対に逃さないように。ファミマにダッシュだ!

アイスマン福留でした!Have a ICE day !!

アイスクリーム評論家

年間に食べるアイスの数は1000種類以上。コンビニアイスクリーム情報サイト「コンビニアイスマニア」を運営。日本中のご当地アイスを食べ歩き、全国を制覇。2014年に一般社団法人 日本アイスマニア協会を設立し代表理事に就任。ご当地アイスが100種類以上集まるアイスクリームイベント「アイスクリーム万博(あいぱく)」を主宰。アイスクリームの業界紙でコラムを連載するほか、アイスクリームの専門家としてメディアに出演。著書:『日本懐かしアイス大全』『日本アイスクロニクル』『ご当地アイス大全』(辰巳出版)等。

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