松島良一さんは五個荘地区にお住いの木版画家です。日本版画会の理事であり、近畿支部長も務めています。

そんな松島良一さんがこれまでに手掛けた作品が展示される「松島良一　木版画展『美を求めて47年』」が、東近江市能登川博物館の展示ギャラリーにて令和5年度の能登川図書館企画展として実施中です。

47年。約半世紀にわたって制作されてきた作品の中から、約30点が選ばれて展示されています。どれも多色摺りの木版画であり、多くが柔らかさを感じさせる色使いをしています。

「木版画」と聞くと、小学校の図画工作時が思い起こされ、白黒をはじめとした単一的な色使いの作品を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

ならばこそ、手間暇かけた重ね刷りによる色合の多さや、確かな技術による濃淡の表現には、感動を覚えることだろうと思います。

この企画展の会期は、2023年7月16日までです。通常、博物館は18時まで開館していますが、最終日のみ鑑賞時間は16時までとなります。

能登川博物館で美しい木版画をゆっくりと鑑賞しみてはいかがでしょうか。

【松島良一　木版画展『美を求めて47年』】

開催地

滋賀県東近江市山路町2225

会期

2023年7月16日まで

開館時間

10：00～18：00

（※最終日のみ16時まで）

電話番号

0748-42-6761