かしわの葉は新芽が育つまでは古い葉が落ちないことから、家系が途切れない（子孫繁栄）という縁起を担いで、端午の節句にかしわ餅を食べるようになったそうです。

端午の節句とは、5月5日のこどもの日です…ということで、今回は『かしわ餅』がおいしいと有名な『新栄堂』さんにお邪魔して来ました。

マックスバリュー富士宮朝日町店さんの交差点を岡村医院さん側に走り、信号機のない一つ目の十字路を左折（富士宮駅側）に曲がります。
お店は通り沿いにありますが、左折した道路は北から南への一方通行ですので、気を付けてください。

民家の間に、シンプルな佇まいの『新栄堂』があります。２件ほど手前に看板があり、3台ほど停められる駐車場がありました。

お店はガラス張りで大きく書かれたかしわ餅という文字が目を引きます。

小さな和菓子屋さんと思いきや、お店の中に入ると、おいしそうな左側には菓子パンが並んでいました。

種類も豊富なのですが、何といっても価格の安さに驚きます！
ご夫婦で営んでいるため、かしわ餅の時期の間は、パンが品薄になってしまうそうなのですが、これで品薄なの？と驚きました。
ほとんどが100円台のパンに、かしわ餅目当てで来たのですが、ついついお買い物。

牛蒡パン（￥130）とチーズフランス（￥140）、焼きカレー（￥130）の3つで400円。
スーパーやコンビニで売られている既成のパンと変わらない値段です。安すぎて申し訳ないような気すらします。

かしわ餅はしこしこした歯触りが人気の『白』とよもぎの香りがたっぷりの『草』があり、どちらも146円です。

奥さんのおすすめは今年の新よもぎを使い、着色料を使用しないで作っているという『草』ということで、草のかしわ餅を頂きました。

しっかりとしたかしわの葉に包まれたかしわ餅。
お皿に乗せるとよもぎの良い香りがします。

着色料を使っていないのに、鮮やかすぎるよもぎの色はそれだけで贅沢です。

お餅が柔らかくて上手に切れませんでしたが、半分に切ると、もっちり柔らかな草餅に包まれた、たっぷりの餡。
これで146円だと思うと、やっぱり安すぎます。

ずっしりとした餡ですが、甘さを控えているので重く感じず、よもぎの風味を生きます！

さすが、おいしいと有名なだけあります！

賞味期限は次の日まで。少し長く保存したい場合はかしわの葉を外して冷凍保存もできるそうです。

お土産用と、すぐ食べる用でお願いするとこんな感じで分けてくれました。
端午の節句に縁起が良い、そして味も良い『新栄堂』のかしわ餅を手土産にしたら、きっと喜ばれますよ！