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朝食300円・ランチ600円・おやつ無料。藤沢駅前の雑居ビル4階に「こんな空間があったとは!」藤沢市

ころんころライター(藤沢市)

取材先でお世話になったオーナーから「藤沢に面白いスポットがあってさ。三浦さんを紹介するよ!」と、唐突に連絡先を教えてもらったのは4月中旬のこと。

その“面白いスポット”は、自分にとってあまり馴染みのない場所に感じたものの、先方に連絡を入れ、藤沢駅からすぐの所にある雑居ビル(「順天ビル」)4階を訪ねました。

「藤沢駅」より徒歩3分の「順天ビル」
「藤沢駅」より徒歩3分の「順天ビル」

4階でエレベーターを降りると、左手になんだか雑多な事務所?が。

ドアの隙間から、壁に備え付けられた本棚に文庫本が並んでいるのが見えます(図書室的な場所?)。

でもお菓子もたくさんあります(食べながら過ごしてOKということ?)。

天井からは魚のぬいぐるみがぶら下がっています(保育施設?)。

あ、ランチもあるみたい。

「ゴロッとチキンのトマト煮カレー」「おそば屋さんのカレーライス」「884海軍カレー」etc、個性的な「日替わりカレー」が並びます。駅チカなのに600円という価格設定にびっくり。

ついでにモーニングは300円です(安っ!)。

手前の大きなテーブルに視線を移すと、三浦さんと思わしき人が「すんっ」とした表情で座っていました。あれ?あの三浦さんって、もしかしてあの三浦さん?

藤沢市のヒト・モノ・コトを知り尽くす「湘南経済新聞」の編集長・三浦 悠介さんではないですか!(ポンコツライターの筆者からしたら神です神!)そしてこの場所は…

「湘南経済新聞」の編集長・三浦 悠介さん
「湘南経済新聞」の編集長・三浦 悠介さん

「湘南経済新聞」の編集部兼、誰でも気軽に入退室できるコワーキングスペース『NEKTON FUJISAWA(ネクトン フジサワ)』。※コワーキングスペースとは、年齢や性別などに関係なく、異なる職業や仕事を持った利用者たちが「空間を共有しながら仕事を行うスペース(共有オフィス)」のこと。

「雑然と整然の間」に心地よさを感じる店内
「雑然と整然の間」に心地よさを感じる店内

『NEKTON FUJISAWA』は『シェアするリビングルーム』をコンセプトにかかげた“キッチン併設”の『カフェ&コワーキングスペース』です」と説明する三浦さん。飲食の提供を可能としている点が最大の魅力で、現在はMAX20名ほどが着席できるそう。

以下、簡単に『NEKTON FUJISAWA』の利用料金などをまとめます。

『NEKTON FUJISAWA』利用について
営業時間/平日(8時~22時)、土曜・日曜・祝日(10時~22時)
利用料金/2時間以内700円、4時間以内1,300円、終日1,900円(ワンドリンク付き)
※カフェのみの利用はできません。
※パーティーやイベントなどでの貸切利用可。
※『NEKTON FUJISAWA』はカフェを併設しているためフードの持ち込みはNG(カフェのラストオーダーは20時半)。
※利用状況により、閉店時間より早く営業を終了する場合があります。
※月額料金(会員)などの詳細は『NEKTON』公式 ホームページ(外部リンク)をご確認ください。

なお『NEKTON FUJISAWA』ほか、近隣に姉妹店もあります。
◆藤沢駅北口/24時間利用可能な“時間の質を上げる集中空間”『NEKTON KITAGUCHI(ネクトン キタグチ)』
※会員/24時間365日利用可。
◆辻堂駅から徒歩1分/24時間利用可能な“集中個室コワーキングラウンジ”『NEKTON TSUJIDOU(ネクトン ツジドウ)』
※会員/24時間365日利用可。一般(NewWork含む)/月曜・水曜・金曜(9時~18時)のみ利用可。

いずれの店舗も、営業時間や利用料金・施設サービスの詳細については『NEKTON』公式 ホームページ(外部リンク)をご確認ください。

利用時に一読したい「コワーキング三則」
利用時に一読したい「コワーキング三則」

「“NEKTON”は、簡単に言うと遊泳生物のことなんです。フリーランスや事業主の生き方を『自由に泳ぐ魚』になぞらえています」と話す三浦さん(それで天井から魚のぬいぐるみが…!)。

「ここは姉妹店と比較すると『雑多感のある部室』みたいな雰囲気が特徴です。ウッディな造りだからくつろげるし、リビングのように全体を見渡せる空間なので、席を立つタイミングなどで自然と利用者同士に会話が生まれます。そこに意外な出会いやビジネスが転がっている『クリエイティブ拠点』でもありますね!」と続けます。

この日は、背中で「キャンプサイコー」をPRするビジネスマン?や、デザインのお仕事に没頭する利用者さんで半分くらいの席が埋まっていました(満席となる日もあるそう。利用前に公式SNSをチェックしましょう)。そして三浦さんのおっしゃる通り、ちょっとした会話がご縁となり「キャンプサイコー」ビジネスマン(「キャンプサイコーおじさん」)と名刺交換させていただきました。笑

利用にあたって最低限の規則はありますが、比較的自由で“ゆるっと”した印象。利用時間内なら離席や外出もOK。コンビニや外食に出かける際は、マグカップを置いていくのがルールみたいですよ。

また時間を効率的に使いたい場合は店内カフェの利用が便利。先に記した「日替わりカレー」がリーズナブルに楽しめるほか、ワンハンドで食べられる軽食も用意されています。

『NEKTON FUJISAWA』公式Instagramより「日替わりカレー」
『NEKTON FUJISAWA』公式Instagramより「日替わりカレー」

さらに、覚えておきたいサービスをもうひとつご紹介。毎日15時に在席している利用者全員にちょっとした「おやつ」をプレゼント。夏は水羊羹・ゼリー・かき氷など、冬はぜんざい・カステラ・ミニ大福といったラインナップ。“時報がわり”の嬉しいおもてなしです。

『NEKTON FUJISAWA』公式Instagramより「おやつ」
『NEKTON FUJISAWA』公式Instagramより「おやつ」

とにかく至れり尽くせりな『NEKTON FUJISAWA』。

強いてひとつ気になる点を筆者の老婆心から申し上げますと「湘南経済新聞編集部の情報を盗み見するスパイが、いとも簡単に入り込める場所では?!」ということ(私が知るメディアの編集部は、それなりにセキュリティが厳しいのですが…)。

しかし…

「アハハハハハ!うちは『誰もがハッピーになる地域ニュース』しか扱わないので問題ないです!」と笑い飛ばす三浦さん。...なるほどですね(笑)。こんなすてきな地域メディア、絶対に絶やしてはなりませんね。

ということで、藤沢近くの「順天ビル4階」に入る“驚き空間”の正体。そこには湘南経済新聞社の編集部と、『NEKTON FUJISAWA』、そして頼れる三浦さんの存在がありました。気になる方は、ぜひ現地に足を運んでみましょう。

基本情報
店名:NEKTON FUJISAWA(ネクトン フジサワ)
住所:藤沢市鵠沼橘1-17-11 順天ビル4F
アクセス:JR東海道線及び小田急江ノ島線「藤沢駅」より徒歩3分
電話:0466-47-8673
駐車場:無し(近隣のコインパーキングをご利用ください)

公式 ホームページ(外部リンク)
公式 Instagram(外部リンク)
※詳細は『NEKTON FUJISAWA』の公式サイトをご確認ください。

取材・撮影・校正協力 NEKTON FUJISAWA 三浦様
Special thanks 加賀様
※NEKTON FUJISAWA様のご協力により、撮影用商品を無償でご提供いただきました。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。

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ライター(藤沢市)

湘南エリアの複数メディアや紙面、昭文社「まっぷるトラベルガイド」などで、記事執筆&撮影を担当。取材スポットは1000ヶ所超え。そんな取材後記や、徒然なるままのゆるゆる日暮らしを、Instagramに綴っています。ほわっとあたたかくなる「神奈川県藤沢市」の情報をお届けできたら幸いです。※毎週日曜の20時10分に、LINEを通じて1週間分の記事を「まとめてお届け (ダイジェスト配信)」しています。友だち追加すると、藤沢市の話題(特に美味しいもの情報)に困りません。

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