【名古屋市天白区】緑の孤島「相生山緑地」へ。鮮やかな雑木林の紅葉に癒され、壮絶さを物語る戦跡を訪ねる
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名古屋の原風景を残す「相生山緑地」。1990年代後半に行われた市の区画整備事業によって再生・保存され、今では都会の中で自然に触れ合える「オアシスの森」として親しまれています。
犬山から知多半島北部まで続く東部丘陵を構成する里山であり、名古屋の住宅街に囲まれている、まさに緑の孤島と言える場所です。
自然を求めて訪れると、束の間の時間でも癒しを得られます。おすすめの入山口は相生口です。駐車場も完備されており、車でもアクセスできます。
緑地に足を踏み入れると、どこか京都を彷彿とさせる竹林の小径が広がります。里山の世界へと続くトンネルのようで、隠れ家的な雰囲気がとても心地よいです。
竹林を抜けると、開放的な広場へ出てきます。天気が良ければ、その一角から木曽の名峰・御嶽山を望めることも。畑も造成され、梅の木が植っており、自然のなかに人の暮らしを感じることができますよ。
季節は12月のはじめ。優しく色づいた紅葉と、快晴の空のコラボレーションが清々しいです。
そしてもう一度、森の中へ入ります。スケールのある雑木林へ入っていく、この区間も趣深いです。太陽の光に照らされて、晩秋の紅葉がキラキラと輝きます。
12月に入って肌寒くなりましたが、日中ではぽかぽかと暖かいことも。都会を離れ、ゆったりとした自然の時間を歩けることは、当たり前のようで実はとても貴重な体験ではないでしょうか。
紅葉のシャワーや、スポットライトが当たったように輝く葉に魅せられます。訪れるタイミングが変われば、また違った風景に出会える秋って、素晴らしいですね。
相生山緑地には写真に収まりきらない雑木林が根付いています。巨木に抱かれるようなハイキングコースは冒険心をかき立ててくれますよ。
ふと頭上を眺めてみると、青空の下で黄金色に輝く紅葉の風景を見つけました。決して派手ではないのですが、こうした宝石のような風景を見つけると、心がホクホクします。
素朴な風景を前に、カメラを構えながら進んでいくこと約10分。爆弾穴と呼ばれる場所へ辿り着きます。
名古屋大空襲もあったように、かつて戦争の被災地となった名古屋。天白区誌(昭和31年発行)によると、こちらはかつて名古屋市東区大曽根にあった三菱発動機工場への空襲の際に、爆弾が落とされた跡とのことです。
東区と天白区とはずいぶん距離が離れている気がしますが、ひっくるめて同じエリアとして標的にされていたことに驚きます。地面に大きなクレーターのような痕跡も残り、空襲がいかに恐ろしいものであったかを物語っています。
「相生山緑地」は、四季折々の美しい自然に癒されるだけでなく、名古屋の悲惨な歴史も語り継いでいます。
この場所は名古屋のアイデンティティとも言える重要な場所であり、後世に残ってほしいと切に願っています。ぜひ一度、心を澄ませてハイキングを楽しんでみてください。
<相生山緑地>
住所:愛知県名古屋市天白区天白町大字野並上新田
アクセス:地下鉄相生山駅から徒歩10分
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