前回は家賃30%ルールについてお伝えしました。この方法の場合、実家暮らしの人、単身の若年層で家賃割合が高い人には十分ではない場合もあります。

そうした場合は代替案として50/30/20ルールも世界的に有名です。アメリカやシンガポールの記事でも一般的に見ます。「NEEDS」50%、「WANTS」30%、「SAVINGS」20%と振り分けるだけなシンプルな方法。日本語で別の表現に言い換えると、手取り収入の50%を生活必需品に、30%をご褒美支出に、20%を貯蓄に充てるという考え方です。

例えば、月の手取り収入が24万円の場合、その50%にあたる12万円を住居費、光熱費、通信費、交通費などの生活必需品に、30%の7万2000円を外食費や娯楽費や趣味などの娯楽費支出に、20%の4万8000円を貯蓄や奨学金の返済等の借金返済にあてるなどです。

実家ぐらしの場合は生活必需品に50%もかからない場合もありますが、将来独立することを考えると、余った分は貯蓄にまわして将来の準備をしたほうが堅実でしょう。

「家賃30%ルール」と「50/30/20予算ルール」の両方を考えながら家計管理をしてみると、ずぼらの人も家計を回しやすくなります。なぜなら、固定費を十分に節約しておくことで、余剰資金が生まれるからです。

娯楽費などは景気動向に合わせて自分で調整をしやすいです。例えば、家賃をすぐに下げることは難しいですが、娯楽費に関してはコロナで外食を控えて減った、パーティードレスなどを利用する機会が減ったなど流動的だからです。

そのため、家賃、光熱費、通信費、交通費等の生活必需品に関しては十分に節約対策を立てることが重要です。電力プランや携帯電話の契約プランを見直す、自動車を保有するかどうかを念入りにシミュレーションをして選択をするなどが考えられます。

この分け方の場合、自炊に関しては生活必需品に当てはめ、外食・交際費に関しては娯楽の方に当てはめると分かりやすいでしょう。常にお金を使う際に「生きていくのに必要?」かどうかを自問してから使うとよいかもしれません。

いかがでしょうか。クオリティーライフを目指すのであれば、趣味や余剰にもまわせるように、収入を増やす努力もしながら健やかに家計管理をしたいものです。

「50/30/20ルール」のように大きなところをしっかりと抑えておけば日々1円単位の小さな節約はそれほど必要がなくなります。節約は大きなところから行うようにしましょう。

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