Yahoo!ニュース

鷲見玲奈アナも!「最強の開運日」に入籍多数、今年は3月と6月にも

植草美幸結婚相談所代表・恋愛・婚活ジャーナリスト 植草美幸
(写真:rammy2/イメージマート)

■天赦日と一粒万倍日が重なる開運日、芸能界でも入籍報告多数!

今年の1月11日は、芸能人の入籍報告が多数あったことをご存じでしょうか。理由は、吉日の「一粒万倍日」と「天赦日」が重なる最強の開運日だったからで、フリーアナウンサーの鷲見玲奈さんが一般男性と入籍、女優の桜井ユキさんが俳優の黒羽麻璃央さんと入籍したことなどが大きく報道されました。

実は、2022年は一粒万倍日と天赦日の両方が重なった“最強の開運日”と言われる日が3日あり、日取りは1月11日 、3月26日 、6月10日です。

中でも、3月26日は金運がアップする「寅の日」も重なっているスーパー開運日ということで、宝くじが売れる日としても知られていて、財布の買い換え・新しい財布をおろす日としてもおすすめだと言われています。

婚活現場でも、入籍はもちろん、婚活を始める、交際を開始する、プロポーズをする、結婚生活をスタートするなど、何かを始める、運命を動かす日に適した日と捉えられています。

■縁起のいい日や語呂合わせの日を、ポジティブなきっかけに

結婚相談所で出会ったみなさんの入籍日の決め方は、カップルのおふたりが相談したうえで、女性の意見が決め手になって決めるのが一般的です。決め方は人それぞれですが「何もない日より、覚えやすい日にしよう」と考えた時に、その一つに、直近の縁起のいい日が候補に挙がります。ほかには、誕生日や記念日などの個人的なイベントのほか、語呂合わせで決める方もいて、例えば11月22日の「いい夫婦の日」に入籍される方は毎年数組いらっしゃいます。

つまり、こうでなければいけないという信仰心より、目安やきっかけとしてポジティブに捉えられる要素のひとつです。目的意識の高い方ですと、「来月の大安はこの日とこの日だから、ここが入籍日になるように婚活を頑張ろう」という風に捉えるケースもあります。

■「海外勤務の前に入籍したい」38歳女性の開運日入籍の事例

私の結婚相談所でも、1月11日に入籍をされたエリートカップルがいらっしゃいました。女性は外資系企業に勤める38歳で年収1200万円。男性は42歳、年収1800万円の会社員です。

こちらの女性は、「3月から海外勤務になることが決まった、それまでに日本で入籍を済ませたい」と秋口から大急ぎで婚活を始められました。

出会って3か月以内、交際期間1か月で、プロポーズは12月24日のクリスマスイブでした。ここまでスピード結婚となったのは、お互いが自立していて、目的意識がはっきりとしていたからです。

男性のほうは結婚願望がない独身貴族でしたが、コロナ以来、在宅ワークが続き、仕事はしているものの孤独で閉じられた生活に嫌気がさし、「このままでは、人間力が落ちる。誰ともコミュニケーション取らずに引きこもっていると鬱にでもなりかねない」と思い婚活を始められました。とはいえ、長い独身生活だったこともあり24時間を共にする結婚生活には不安を持たれていたので、「彼女の海外勤務は大いに賛成、一時的な別居もまったく問題ない」ということでマッチングしたのです。

入籍日に関しても、女性が「ちょっと早いけど、1月11日の開運日はどうかしら?とても日がよいし」とカレンダーを見て提案すると、男性も「では、この日に入籍がいいね」とすんなり受け入れました。

スピード結婚は、お互いの結婚観と結婚へのスピード感のマッチングが条件となります。無理して開運日や記念日のために早めるのはナンセンスですが、お互いの準備が整って婚活しているならば、前向きなきっかけと捉えることもできます。

■大安が3割!年配の親族向けに日柄を重視する人も

婚活でご成婚する方のデータを拝見すると、大安に入籍する人が多いです。こだわり方は各カップルそれぞれですが、入籍日のデータを見ると、大安が33%、赤口が11%、仏滅が10%、先勝が9%、友引と先負がともに8%、残りは覚えていないという結果になりました。

入籍だけでなく、プロポーズや結婚式、両家ご挨拶、引っ越しなども縁起のいい日に設定されるケースがあります。いずれも大安は六輝・六曜の中で最も吉の日で、お祝いに適していると言われ、次いで友引も良いとされます。

結婚式の場合、式場へ相談に行くと「この日はお日柄がよいですよ」と大安を勧められ、逆に、仏滅は結婚式場の料金が安かったり、人気の式場でも空きがあったりします。料金を抑えたい、急いで式を挙げたい、キリスト教なので六輝・六曜は気にしないという人などは、逆手にとって選択する手もあるでしょう。

一方、婚活世代の方はあまり気にしなくても、祖父母世代が気にされるということで、「縁起の悪い日は避ける」という考え方は今も主流です。実際、「どうしてこんな日取りにしたの? ○○ちゃんがかわいそう」と、あとから嘆かれて困ったという例もありますから、良いに越したことはないでしょう。

ただ、六輝・六曜や開運日は年ごとに変わっていきますが、日にちの数字は変わりません。好きな数字や語呂合わせ、記念日、誕生日などを重視したいと強い思いがある方は、六輝・六曜を気にせずに決めても問題ないでしょう。

子の名づけなども同じで、字画を重視する方もいれば、それよりも音や好きな字を使いたいという方もいらっしゃり、周囲があれこれ言うよりも、あとで後悔しない決断をすることが重要です。これから婚活や結婚を考える方は、最強の開運日が迫る今こそ、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか?

結婚相談所代表・恋愛・婚活ジャーナリスト 植草美幸

千葉県出身。青山学院大学卒業。結婚相談所マリーミー代表、恋愛・婚活アドバイザー。1995年に、アパレル業界に特化した人材派遣会社、株式会社エムエスピーを創業。そこで培ったコーディネート力を活かし、2009年、結婚相談所マリーミーをスタート。以後10年以上にわたり年間約1,000組の恋愛・結婚に対するアドバイスを行い、業界平均15%と言われる成婚率において、約80%の成婚率(※)を記録している。『結婚の技術』『婚活リベンジ!』など、著書は計14冊。メディア出演の他、地方自治体をはじめとした講演依頼も多数。(※) 成婚退会者数÷全体退会者数で算出。

植草美幸の最近の記事